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第7ターン 源五先輩、新キャラを選ぶ

格ゲーの始祖、日乃本 たける。その息子・純が格闘ゲームのプロを目指して歩み出す。涙と感動の格ゲー青春小説第二弾!

 平尾源五、18歳。純らが源五先輩と呼ぶ留年生はなんと高校二年生を3年間やっているツワモノだ。


 退院後の純*がつるんでいる劣等生だが、妙に純と気が合う。否、事故に遭う前の純は根アカの部類で、源五先輩のような根クラ系とは縁が無かった。


[註]純の入院は第一部参照のこと


 正直、源五先輩のようなタイプを純は軽んじていたと言っていい。


 が、身体が不自由になった劣等感や、また他人の世話にならざる得ない気まずさが無敵高校生の純を少し大人にし、その視野を広げることになった。


 元相棒の花崎が年上だったように源五先輩もまた年上の友人で、今の純には居心地のいい関係のようだ。


「オイッ、源五先輩!格ゲーやったことあんのかよ?」


「まあねえ、触ったことくらいはありますよ、くにおクンシリーズとか。」


「くにお?何だかよく分からねぇなあ!ヨーシ、オレっちがコーチしてやる。キャラ、選べよ。」


 純がそう促すと、そうさねえ、と源五先輩は独りごちてキャラを選ぶ。このKポップみたいなが、、、や、やめとこ。


 若干逡巡したものの、源五先輩はアッサリとプレイキャラを選んだ。思い切りの良さが源五先輩の持ち味のようだ。


「このカッコいいのにするよ、えーとローク、て奴。」


 源五先輩はバトサンから初お目見えした、新世代の主役キャラ、総合格闘家のロークを選んだのだった。


つづく



人物紹介

・日乃本 純 ひのもと じゅん

 本作の主人公。高校二年生。事故で障がいを負い格ゲーでリハビリする中、自分が格ゲーのサラブレッドと知りプロを目指すことに。空手家リョウの遣い手。一人称はオレっち。


・クー子 くーこ

 純の真ダチ。児童クラブ時代からの付き合い。ハイカラな東京言葉を使うが、実は関西出身。女子プロレスラー、セイント・リカの遣い手。


・日乃本 尊 ひのもと たける

 純と姉、音々の父。格ゲー黎明期の知る人ぞ知る英雄。


・花崎 蘭子 はなさき らんこ

 高慢ちきな美少女JK。純の元相棒、花崎 誇の妹。前作では純らに敵対していた。口の悪さは病やまいのレベル。


・源五先輩 げんご せんぱい

 純のクラスメートの留年生で高校二年生の3年目を満喫中。どうやら女性に目がないようだ。プレイキャラは新世代の主役、ルック。


・花崎 誇 はなさき ほこる

 格ゲーにおける純の元相棒。あだ名はオタク族。只今、医科大学を目指して受験勉強中。アメリカンの空手家、ゲンの遣い手。


・デコ、ミッチ

 クー子の友達で純のクラスメート。

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