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第51ターン 龍虎相搏つ!makoとヨウヨウ

格ゲーマーの始祖、日乃本 たける。その息子・純が格闘ゲームのプロを目指して歩み出す。涙と感動の格ゲー青春小説第二弾!

 両雄並び立たずか、龍虎相搏つか。二人のウィメン格ゲーマー、makoとヨウヨウがコントローラーを交える。


「ええよ、私が負けたら純坊のコーチから降りますわ。でも、私が勝ったら、」


 純坊から手を引いてもらいますね、makoがヨウヨウにキッパリと宣言する。


「私は夢原さんから純坊、格ゲーマーの始祖、日乃本 たけるの嫡男を預かっているンや、ハンパな気持ちやないで。」


 大阪女のダダ漏れパッションに名古屋のゲーセンで鳴らしたアラサーヨウヨウは鼻歌交じりに手を出したりしてないンだけどなぁ〜とうそぶく。


 対戦の舞台は整った。ヨウヨウがチョイスした中国拳法の少女ショーヨー。これに対するmakoのキャラは日本の不良少女、レイコだ。


「オイッ、中国拳法の女と不良少女。どっかで見た構図だよな?」


 と、純が意外と鋭い所をツッコむとその意味でバトルツー*のチャン・リーは偉大だね。原点を造ったわけで、と業界の消息筋むーどがまとめる。


[註]バトツー 本作中の架空のビデオゲーム、ロードバトラー2を指す。某有名格闘ゲームとは無関係。


 確かにそうだ、『バトツー』のみならず、『ザ・ナックル』も『都市伝説』も『ポリゴンファイト』にも漏れなく中国拳法を操る女性が登場する。


 何故にくも普遍的なのか。格ゲーマーと女性拳法キャラに関して一度深めなければならない。刹那、むーどは取り留めのない思考に支配された。


 とまれ画面ではショーヨーとレイコの闘いが既に始まっている。


「ワ、ワッ!がなんか立体的なのダ!」


 うー酔いそうだ〜とクー子。一方でグラビア・マイスター源五先輩は見ている所がはなから違う。


「3Dの格ゲー、女性が肉感的ですねぇ〜ムチムチのムルチ〜!」


 またもや分かりづらい()()を披露する源五先輩にむーど鼻を伸ばして肩を組む。


「確かに!そこは2Dの格ゲーと違うところかも☆ただし、」


 それだけじゃなくてね、バトサンとザ・ナックル2は似て非なるもの、操作上に大きな違いもあるんだ。それが案外本質的な差異なのかもしれないねと、むーどが言葉を繋いだ。


つづく

 

 

人物紹介

・日乃本 純 ひのもと じゅん

 本作の主人公。高校二年生。事故で障がいを負い格ゲーでリハビリする中、自分が格ゲーのサラブレッドと知りプロを目指すことに。空手家リョウの遣い手。一人称はオレっち。


・クー子 くーこ

 純の真ダチ。児童クラブ時代からの付き合い。ハイカラな東京言葉を使うが、実は関西出身。本作では他ゲームからのゲストキャラ、舞妓を使う。


・比留多 恭介 ひるた きょうすけ

元蘭子の親衛隊長。ニヒリストを気取り文学をこよなく愛する格ゲーマー。一人称は小生。変な髪型の米兵、ゲイルの遣い手。


・日乃本 尊 ひのもと たける

 純と姉、音々の父。格ゲー黎明期の知る人ぞ知る英雄。


・花崎 蘭子 はなさき らんこ

 高慢ちきな美少女JK。純の元相棒、花崎 誇の妹。前作では純らに敵対していた。口の悪さはやまいのレベル。


・源五先輩 げんご せんぱい

 純のクラスメートの留年生で3年目の高校二年生を満喫中。どうやら女性に目がないようだ。プレイキャラは新世代の主役、ローク。


・ヨウヨウ ようよう

医療法人花崎会の新事務長。丸眼鏡の美人。格闘ゲーム、ザ・ナックルのプレイ経験のある、あざといアラサー。


・花崎 誇 はなさき ほこる

 格ゲーにおける純の元相棒。あだ名はオタク族。只今、医科大学を目指して受験勉強中。アメリカンな空手家、ゲンの遣い手。


・デコ、ミッチ

 クー子の友達で純のクラスメート。

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