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第37ターン オレっち、ネット対戦を初めて見る

格ゲーマーの始祖、日乃本 たける。その息子・純が格闘ゲームのプロを目指して歩み出す。涙と感動の格ゲー青春小説第二弾!

 格ゲーマー養成ギブスを着けての紙の勘定。純らが事務長ヨウヨウに命じられた指を鍛えるフィジカルトレーニングをよそに、遅れて練習にやって来た花崎 蘭子がヨウヨウに注文を付ける。


「事務長、アタクシは、か・な・り、強くなりましたのヨ、ア〜ハッハッハ!なので基礎はすっ飛ばして実践的なメニューを組んでくださいな。」


 本格的に格ゲーを始めて未だ二週間程の蘭子。が、その成長は著しく韓国の不良少女ジュリーを巧みに操るようになっている。彼女の万能ぶりがここでも発揮されている。


「そうですぇ、じゃ対戦してみますか?お嬢様。」


「アタクシとあなたが?まぁ、、いいですわよ。負けても泣かないでね、ア〜ハッハッハ!」 


 レベルアップしたとは言え、未だ自分の力量に実は自信のない蘭子。虚勢を張っては見たが純らに負け試合は見せたくない。


 ヨウヨウは、いやいやそうではなくて、と言いながらコントローラーをカチャカチャと操作して見慣れない画面に移動する。


「オンライン対戦ですよ、インターネットの先にお嬢様の対戦相手がいるのヨ。」


「ナヌッ、オンラインって何だ?」


 フィジカルトレーニングに早速飽きてしまった純とクー子がここぞとばかりに()()()くる。


「インターネット上でバトサン*が自動的に対戦相手を選んでくれるのよ、ホントにいい時代になったものね。」


 アタシの頃なんかさかえのゲーセンでもう大変だったんだから、と独りごちてテキパキとネット対戦画面に移動する。


 源五先輩も含めて四人の若者が固唾を飲んでTV画面の前で待っていると、どうやら対戦相手が見つかったようで派手なジングルが鳴り響く。


「さぁ、お嬢様!対戦相手が見つかりましたよ〜お相手は空手家ゲンよ、頑張って!」


つづく 





人物紹介

・日乃本 純 ひのもと じゅん

 本作の主人公。高校二年生。事故で障がいを負い格ゲーでリハビリする中、自分が格ゲーのサラブレッドと知りプロを目指すことに。空手家リョウの遣い手。一人称はオレっち。


・クー子 くーこ

 純の真ダチ。児童クラブ時代からの付き合い。ハイカラな東京言葉を使うが、実は関西出身。本作では他ゲームからのゲストキャラ、舞妓を使う。


・比留多 恭介 ひるた きょうすけ

元蘭子の親衛隊長。ニヒリストを気取り文学をこよなく愛する格ゲーマー。一人称は小生。変な髪型の米兵、ゲイルの遣い手。


・日乃本 尊 ひのもと たける

 純と姉、音々の父。格ゲー黎明期の知る人ぞ知る英雄。


・花崎 蘭子 はなさき らんこ

 高慢ちきな美少女JK。純の元相棒、花崎 誇の妹。前作では純らに敵対していた。口の悪さはやまいのレベル。


・源五先輩 げんご せんぱい

 純のクラスメートの留年生で高校二年生の3年目を満喫中。どうやら女性に目がないようだ。プレイキャラは新世代の主役、ローク。


・ヨウヨウ ようよう

医療法人花崎会の新事務長。丸眼鏡の美人。格闘ゲーム、ザ・ナックルのプレイ経験のある、あざといアラサー。


・花崎 誇 はなさき ほこる

 格ゲーにおける純の元相棒。あだ名はオタク族。只今、医科大学を目指して受験勉強中。アメリカンの空手家、ゲンの遣い手。


・デコ、ミッチ

 クー子の友達で純のクラスメート。

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