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第33ターン アケコンって何なん?

格ゲーの始祖、日乃本 たける。その息子・純が格闘ゲームのプロを目指して歩み出す。涙と感動の格ゲー青春小説第二弾!

「アケコン、何だそりゃ?」


 純が聞き慣れない言葉に反応すると、源五先輩も訝しげに首を傾げる。ポプコン*なら知っているが、、、


[註]ポプコン...ヤマハが主催したアマチュアの音楽コンテスト。あみん等を輩出した。


「アケコンはゲーセンの筐体に付いているコントローラー、ほらレバーとボタンの。」


 事務長ヨウヨウの解説に、あ、な〜るといった表情に変わる源五先輩と、未だ解せない様子の純。


 元来が根アカな純はゲーセンに行ったことがない。オレっちは生レバにはうるさいゼ、とか戯けてみせる。


「違うのだ、そのレバーではないのだ。アケコンとはこんな感じのものなナノダ。」


 クー子かケータイでアケコンの画像を純に見せるとようやくアケコンなるものをイメージ出来た純。あらためてヨウヨウに問う。


「じゃ、どうしてアケコンならダッシュがやりやすいんだよ?」


「それはレバーを握ってキーを進行方向に2度入れればいいだけでしょ。カチャカチャって。」


「でも、方向キーだったら親指で素早く2回進行方向のキーを押すんだけど、これがムズいんですよぉ。」


 と、源五先輩が言葉を繋ぐ。て、ことは、親指を器用に動かす必要があるノダ。クー子が苦虫を噛み潰したような顔で呟く。


「どう、この際アケコンに代えてみる?プレステに繋がるよ。」


 ヨウヨウが若者達に提案すると、純からは意外な返事が返ってきた。


「いや、オレっちはプレステ純正のコントローラーを使う。よく分かんねえけどオレっちにはそっちが向いている。」


 何を根拠にそんなことを純が言ったのか、クー子には分からなかったが、純の確信したかのような顔つきがどうにも引っ掛かった。


つづく



人物紹介

・日乃本 純 ひのもと じゅん

 本作の主人公。高校二年生。事故で障がいを負い格ゲーでリハビリする中、自分が格ゲーのサラブレッドと知りプロを目指すことに。空手家リョウの遣い手。一人称はオレっち。


・クー子 くーこ

 純の真ダチ。児童クラブ時代からの付き合い。ハイカラな東京言葉を使うが、実は関西出身。本作では他ゲームからのゲストキャラ、舞妓を使う。


・比留多 恭介 ひるた きょうすけ

元蘭子の親衛隊長。ニヒリストを気取り文学をこよなく愛する格ゲーマー。一人称は小生。変な髪型の米兵、ゲイルの遣い手。


・日乃本 尊 ひのもと たける

 純と姉、音々の父。格ゲー黎明期の知る人ぞ知る英雄。


・花崎 蘭子 はなさき らんこ

 高慢ちきな美少女JK。純の元相棒、花崎 誇の妹。前作では純らに敵対していた。口の悪さはやまいのレベル。


・源五先輩 げんご せんぱい

 純のクラスメートの留年生で高校二年生の3年目を満喫中。どうやら女性に目がないようだ。プレイキャラは新世代の主役、ローク。


・ヨウヨウ ようよう

医療法人花崎会の新事務長。丸眼鏡の美人。格闘ゲーム、ザ・ナックルのプレイ経験のある、あざといアラサー。


・花崎 誇 はなさき ほこる

 格ゲーにおける純の元相棒。あだ名はオタク族。只今、医科大学を目指して受験勉強中。アメリカンの空手家、ゲンの遣い手。


・デコ、ミッチ

 クー子の友達で純のクラスメート。

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