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第32ターン オレっち、指先の特訓を始める

格ゲーの始祖、日乃本 たける。その息子・純が格闘ゲームのプロを目指して歩み出す。涙と感動の格ゲー青春小説第二弾!

 12月に入った。暦の上でもディセンバーだ。期末試験も近づかいて来たが、純とクー子達にはそんはものに割くリソースは無い。なんせクリスマス・イブの夜には格ゲー日本代表U18を選ぶ大事な大会があるのだ。


 そんな中にあってグラビアマスター、高校五年生の源五先輩は一際忙しい日々を過ごしている。刺激強めの雑誌ヤング・アニマルを食い入るように眺めながら、ひたすらコントローラーを滑らす。


 放課後から始める格ゲー・スネークピットすなわち医療法人花崎会の事務室の一角では 新編成されたチームの公立高校グループの三人がしのぎを削っている。


 源五先輩はくにお君シリーズの名手で、その意味ではゲーム・リテラシーはかなり高いが、格ゲーは初めてなので未だ慣れないようだ。


「う〜ん、何だか難しいことになってマスねぇ。」


「オイッ、留年!どこがムズいんだ?」


 純が源五先輩に声をかけると、コントローラーの十字キーを擦りながら不満げな表情を見せる。


 「ヨウヨウさんに教えてもらっんですけどね。」


と言いながらお悩みのムーブを反復する。L2ボタンを押しながら素早く方向キーを進行方向に押すと、、


「な、なんとローク*がダッシュしたノダ!」


[註]ローク...新作ロード・バトラー3の主役キャラ。アルバイト暮らしの総格戦士だ。


クー子が驚きの声を上げる。


 これを素早く、確実に出さなきゃダメなんだよ。ところが思ったように手が、指が動かない。


「う〜ん、コントローラーの限界かもね。」


そう言って改めて現れたのは新事務の新事務長のヨウヨウだっだ。


「アケコンならもっとやり易いんだけね。」


つづく

 




人物紹介

・日乃本 純 ひのもと じゅん

 本作の主人公。高校二年生。事故で障がいを負い格ゲーでリハビリする中、自分が格ゲーのサラブレッドと知りプロを目指すことに。空手家リョウの遣い手。一人称はオレっち。


・クー子 くーこ

 純の真ダチ。児童クラブ時代からの付き合い。ハイカラな東京言葉を使うが、実は関西出身。本作では他ゲームからのゲストキャラ、舞妓を使う。


・比留多 恭介 ひるた きょうすけ

元蘭子の親衛隊長。ニヒリストを気取り文学をこよなく愛する格ゲーマー。一人称は小生。変な髪型の米兵、ゲイルの遣い手。


・日乃本 尊 ひのもと たける

 純と姉、音々の父。格ゲー黎明期の知る人ぞ知る英雄。


・花崎 蘭子 はなさき らんこ

 高慢ちきな美少女JK。純の元相棒、花崎 誇の妹。前作では純らに敵対していた。口の悪さはやまいのレベル。


・源五先輩 げんご せんぱい

 純のクラスメートの留年生で高校二年生の3年目を満喫中。どうやら女性に目がないようだ。プレイキャラは新世代の主役、ローク。


・ヨウヨウ ようよう

医療法人花崎会の新事務長。丸眼鏡の美人。格闘ゲーム、ザ・ナックルのプレイ経験のある、あざといアラサー。


・花崎 誇 はなさき ほこる

 格ゲーにおける純の元相棒。あだ名はオタク族。只今、医科大学を目指して受験勉強中。アメリカンの空手家、ゲンの遣い手。


・デコ、ミッチ

 クー子の友達で純のクラスメート。

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