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三つの魔法と螺旋の星屑  作者: 長尾 驢
第2章「エリスの魔法」
34/75

33話「相談2」

「オークスの状態だが、彼の体はオレを拒んだ反動で髪の色と光彩に異常をきたしてしまった」

 色素が抜けたことにより、白く変色した髪の毛と瞳を全員に見えるよう強調する。

「本来なら、拒絶反応を起こさないように体を借りる。しかし、一年という長い間地中にいたためか力が弱まってしまっていた。それでうまく彼の体に入り込むことができなかったんだ」

 ヒノビに怪物が倒されてから一年の間、地中でオークスが通りがかるのをずっと待っていたという。怪物が体に侵入するための条件が「寄生した肉体の血液を一番浴びた生物」であること。いわゆるマーキングをした対象にしか乗り込むことができないとうことである。

 森の中でのオークス襲撃はそういう経緯であったため、苦しめてしまう結果となった。との説明を受けた。

「それは、どの程度オークスに影響しているんだ?」

 先生が少し強めに聞き返す。

「色覚は完全に失われている。世界がモノクロに見えている状態だ。髪に関しては、見た目が変わっているだけで特に影響はないだろう。ただ――――」

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