③M学園制圧作戦 T学院編
とある目的を達成するため作られた組織"ストーム"が組織の拡大のため本格的に動き始めた。T学院側には武田たちが向かったが得たいの知れない猛者と遭遇してしまった…
***
俺の名前は武田。ストームという組織で武闘派をしている者だ。
「俺らはT学院職員室に行くぞ。」
俺がそう言うと島岡、久保、飯田、伊藤が頷いた。
T学院職員室は入り口が3ヵ所あり、1ヶ所から入ると逃げらる可能性があるから俺が正面入口、久保と伊藤が反対側の入口、島岡と飯田は中庭側つまり横側から突撃する。
「入口に着いたか?」
俺はスマホのグループ電話で確認をとる
「OK」「いつでも」
準備OKらしい。
「作戦開始」
俺がそう言うと同時に3ヶ所からドライアイス爆弾を大量に投げ込んだ。
教師は爆弾と知らずに困惑していたが次の瞬間
ドドドドォオオオン!
盛大に爆ぜたと同時に煙幕を撒いてから俺らは斬りにかかる
「何だ!」「何が起きてる!」
教師たちは困惑して声を上げているが、視界が無いこの空間でそれは悪手だ。声のするところから順に斬っていく
「グァ!」「ウァア!」「ウッ!」「ナッ!」
俺は次々に殺していった。視界が開ければ生き残った教員は僅か10人程になっていた。無論殲滅にかかる。
しかし1人の教員が俺の前に立ちふさがる。
「俺は柔道の教員だ!ここで役に立って見せる!」
良い度胸だが相手が悪い。俺も柔道は免許皆伝だ。
「ウラァア!」
その教員は突撃してきた。柔道において特効とは呆れた。
俺は一瞬で手首を掴んで小手返しで倒した。
「あ…」
そして俺は倒れたところを容赦なくナイフで突きたてた。
「期待外れだ。あの世では柔道家を名乗るんじゃねえぞ?」
「グァアアア!!」
それを見て戦意喪失した他の教師も次々に殺して制圧した。ここまで僅か5分ほどだ。
すると飯田から
「五十嵐と島岡と久保は先に行け。俺と伊藤はここに残る。」と言われた。
「分かった。」
そして俺は1階の端にある3年の教室3つに向かった。
まずはこっからだな
***
まずは手前の教室だな。
俺は前側のドアから普通に入る。
それまでうるさかった教室が静まり返った。
「今日から新しくこのクラスの担任になりました。武田と言います。よろしくお願いします。まず、ドアに鍵を閉めてくれませんか?」
そう言うと一気に騒がしくなった
なぜという顔をしながら前後のドアに鍵をかけた。
「なぁんだぁ」「え?新しい担任きたん?」
俺は1番前の生徒の前に立った
「ちょっと君立って」
「え?はい、」
その生徒が立った次の瞬間
ブォオン!
「え?」
その生徒を切り捨てた。死んだことに気づいて無いだろう。
と…思った次の瞬間
「なにしてくれんの」
なんと俺の右側に明らかにオーラが違う男子1人が構えをとってパンチを繰り出そうとしていた。
俺はとっさにガードをしたが…
ドォオオオン!
「グゥウウッ!」
軽く打ったと思われたその打突はとんでもない重さをしていて俺はドアまで吹き飛ばされ叩きつけられた。
バーーン!
「グハッ!」
すると教室が一気に騒がしくなった。
「早くソイツを殺して!」「やっちまえ!」
するとソイツが顔をしかめて何か言った。
「なんで俺だけ、」
聞きにくかったが確かにそう言ったんだ。
だから聞いてみた。
「お前もいじめられてたのか?」
そしたらハッとした顔で「何者だ?」と聞いてきた。
「俺らはお前みたいなやつを救うために活動している。もし良かったらお前もうちに入らないか?」
「俺を、助ける?本当なのか?」
「ああ。もう我慢しなくて良い。今度はお前の番だ。この学校の生徒を皆殺しにするぞ。」
するとクラスの1人が「ふざけるな!」と叫んだ。
俺が言い返そうとするといきなりソイツが叫んだ。
「貴様こそふざけるなぁぁあああ!!!」
フッ やる気になってくれた。
「まずはこのクラスのやつから皆殺しにするぞ!」
「おう」
コイツらに逃げ場はない。
俺は次々に斬りにかかる。そしてソイツの方を見るとなんと急所を的確に目掛けて見たことない早さで拳や蹴りを繰り出していた。コイツらは必死に抵抗していたが指一本触れることなく死んでいった。
「終わったな。ちなみに名前は何だ。」
「王虔だ。」
「珍しい名字してるな」
「いや、本名だ。実は俺日本国籍だが純中国人だ。」
「へ?じゃあなぜ…まぁ良いや。後でゆっくり話を聞かせてくれ。」
「ああ。それでこの後どうするんだ?」
「2階の部室、特に空手道部と剣道部とその正面にある教室を襲撃する。」
「分かった。道案内は任せてくれ。」
そして近くの教室も制圧した。
***
2階に着いた。
俺と王虔は同じように教室を制圧した。
ここまでで300人ぐらい殺した。だがまだ10分しか経っていない。順調に計画が進んでいる。
そして空手道部の部室に着いた。鍵がかかっているが守衛室にあった部室の鍵を持ってきたのでそれで開けた。
「おーやっぱり、沢山武器があるな。ヌンチャクとか沢山あるな。」
そんな感じで漁ってると奥の一番大きなロッカーからなんと
「ほう。偃月刀か。」
なんと偃月刀があった。
「実は偃月刀が得意でね。持ってこう。」
王虔は嬉そうにこう言った。
本当にこいつは何者なんだ?
「とりあえず職員室に行くぞ。仲間と合流する。」
「おう」
あと、剣道部にあるのは高が知れているから行くのはやめた。
職員室に着いた
「終わったぞ」
俺がそう言ったと同時に飯田が
「…誰だ?」と言った。
まぁ無理もないな。こんな筋肉ムキムキでデカイ武器持ってたらな。
「王虔だ。仲間に入れてほしくてな。」
「どういう風の吹きまわしだ?武田」
「話は後だ。それよりそっちはどうだ。」
「沢山収穫があった。それよりまずいことになっている。」
「なんだ?まずいことって」
すると月島たちが来た。
「なんでここにいる?守衛室を守るのがお前らの役目だろ」
すると月島が険しい表情で
「警察が来た」と言った。
「5人来たけど全員殺した。だけどすぐに応援が来るはず。」
「なるほどな。お前の言ってたまずいことってこの事か?」
「ああ。予想よりも早く来たからね。」
「だったら流暢に構えてる暇はねぇな。とりあえず島岡と久保と合流してから五十嵐さんと合流するぞ。」
3階にS工業高校につながる連絡橋があるからそこへ向かおう。
「おーい武田!」
島岡と久保が走ってきた。
「こっちは終わったよ!」
「そうか。急いで五十嵐さんの方に行くぞ!」
そしてこの後見落としていた重大なミスに気づくことになる。
ここに出た人物や場所などは全てフィクションです。