蘇る騎士
登場人物
三雲幻影
カズヤユータニシア
アンジェリカ・アンジェラ
オリヴィエ・ローラン
【序章】
ーーー私は特異転生者
特異と付いているからには『理由』がある
この特異転生者は生まれながらの異世界人
と似たような出生がある
大体の転生者は死に、同じ年齢の肉体で転生する
だが特異転生者は『赤子の時に死ぬ』
という条件をクリアしなければ
いけない、そしてその特異転生者には
特別な能力が貰える
だだの能力ではない、下手をすれば
村、いや国自体を大きく揺るがすことができる
能力だ。
私もあっち側の世界で赤子で死んだらしい。
築いた時にはこちら側の世界で産まれていた
転生者の家系に生まれたらしい。
ニホン人の名前を付けられた
三雲幻影ーーーーそれが俺の名前だ。
#4【蘇る騎士】
「なぁ三雲〜!」
「うるさいぞカズヤ、私は剣の稽古中、見てわかれ」
「そんなことやっても、
あの女はお前に振り向くかな?w」
「…!」
奴はそう、花のように華麗で
シャボン玉のように
すぐに居なくなってしまいそうなほど儚い
その姿が美しかった
あの女に付けられていた2つ名は「天使」
私は彼女に恋をしていた
彼女の名はアンジェリカ・アンジェラ
獣族の同年代だ。
彼女は裕福っていうわけではないが
5人家族の中で長女、親は共働きだが
その中でも兄弟姉妹のことを面倒を見るその姿を
私はいつの間にか好きになっていた。
「あっ!ミクモ君だ!」
私は彼女を見ると笑顔になった。
あの日までは…
あの日、私は変わった
精神的ではない、肉体的だ。
突然変異体だ、こうなってしまったらもう遅い
「ううぅぅうぅ」と鳴くその姿はまるで怪物。
この気持ち悪い気分をどう表せばいいのか…
梅雨の雨+洗濯物部屋干し+生乾き臭+汗臭い+etc…
と言った感じだろうか。
まるで悪魔のようになった体は心も蝕む
「誰だ…!誰だ、誰だ誰だ誰だ!
私をこんな風にしたのは!」
私はありとあらゆるものを破壊した
そう、あの天使も。
coming soon