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2-22

優がデスジャガーを倒した頃、スランデル城

バタバタバタバタ・・・

宰相:スランデル王!

スランデル王:どうした、そんなに慌てて

宰相:デス・・・・ハアハアハア・・・

スランデル王:です?・・・なにがだ?

宰相:デス・ジャガーがたおされました!

スランデル王:やっとたおすものがあらわれたか!

       して、だれがたおしたんだ?

宰相:それが・・・・・

スランデル王:S級の素材は、何時献上されるんだ?

宰相:今たおした者の、顔を模写させ、ギルドに照会している所です

スランデル王:早く毛皮の手触りを堪能したいしたいものだ

宰相:私はこれで、ギルドや千里眼を使う者達のターゲットの監視状況を確認してきます

スランデル王:まかせたぞ!

宰相:は!



優がセレーネと別れた次の日

トコトコトコ・・・・

門番:出かけるのか?

優:いえ、次の町に出発ですよ

門番:そうか、良い旅を

優:ありがとうございます


商人ギルド

ギ~・・・

数人の兵士が商人ギルドにやってきた

商人ギルド受付嬢:いらっしゃいませ

        今日は、どういったご用件でしょうか?

兵士1:この人相書きの者を探している

商人ギルド受付嬢:少々お待ちください

        ギルド長に報告してまいります

そう言うと受付嬢はギルド長室の方に向かい、ほどなくして戻ってきた

商人ギルド受付嬢:ギルド長室の方でお話を聞かせていただきたいともおしておりますので

        どおぞこちらに

受付嬢に連れられギルド長室に入っていく数人の兵士達


ギルド長:どうぞおかけください

兵士:ああ・・・・

答えた兵士だけが座り残った兵士は椅子の後ろに控えた

ギルド長:お初にお目にかかりますわたくし

    ギルド長をしておりますセンザともうします

兵士:早速だがこの人相書きの者はギルドに属しているか?

センザ:拝見いたします・・・・・・

   この者が何か致したのでしょうか?

兵士:ゼオの森にいるデス・ジャガーを聞いているな

センザ:はい、何時からかは存じ上げませんが、デス・ジャガーが居るのは聞き及んでおります

兵士:昨日、この者によって討伐された

センザ:そのデス・ジャガーは討伐した者の財産

   どうするかはその者の自由のはずです

兵士:自由か・・・・たしかにそうだ・・・・

   しかし、王がデス・ジャガーの毛皮を所望している

センザ:しかし・・・・・

兵士:献上した者を、兵士として召し抱えつと申しているのだ

センザ:それでは・・・・(飼い殺しにする気ではないか・・・)

兵士:兵士になれるのだ、名誉な事だろう

センザ:名誉な事ですが‥‥(名誉では食っていけ何というのに‥‥)

   その者が見つかった場合いかがいたしますか?

兵士:デス・ジャガーの毛皮を持っているのだから、城に連れていき、そのまま献上させ

   兵士宿舎に入れ、兵士としての訓練をさせる

センザ:その者の人権は・・・・

兵士:その者にとっても名誉な事だ!

   断る事なかろう!

センザ:(完全に腐っている・・・・)

   かしこまりました、この人相書きの者を知る者がいないか確認して

   王城に報告に行かせるようにいたしますので、どなた宛に報告にまいればよろしいのでしょうか?

兵士:そうだな・・・私宛にしてもらおう

   城に居ない場合は手紙を残しておいてくれ

センザ:それではお名前をよろしいでしょうか

兵士:グンダルテン子爵の息子グンダルテン・デンダルだ

   手紙にはグンダルテン・デンダルでよこしてくれ、その他はデンダルでかまわん

センザ:かしこまりました

   確認ができ次第お送りさせていただきます

   それと、確認が取れる前に本人が見つかった場合は、手紙は必要にと思われますので

   控えさせていただきます

デンダル:わかった、じゃまおしたな

デンダルが、そお言うと執務室から出ていき、控えていた兵士も出て行った

一人残されたセンザ

センザ:まずは・・・・クレス商会のデーザに話をしないと・・・

   一応対面だけでも取繕わないとな‥‥



クレス商会

ケレス:会頭!

デーザ:どうした?

   そんなに慌てて

ケレス:今、商業ギルドから使いが来て

   ユウが帰り次第ギルドに出頭するようにと

デーザ:どういうことだ?

顔をしかめながらケレスに質問する

ケレス:スランデル王からの勅命だそうで

   内容はデス・ジャガーの毛皮を献上する様にとの事です

デーザ:あいつ、それほど強かったのか‥‥

ケレス:どういうことです?

デーザ:ユウを連れて来た時のことを覚えているか?

ケレス:ええ・・・・・

   会頭が山賊に襲われた所を助けられたと聞いております

デーザ:そうだ、雇っていた冒険者が押されているなか、一瞬で全滅させたんだ

   顔色を変えず、汗もかかず淡々と終わっていた

ケレス:そんな・・・・

   どれほどの素早さと武器が必要になるんですか‥‥

デーザ:ユウが使っていた武器は、どこにでもある量産品だ

   手入れはしてあったが、そこは素人

   ・・・・と言いたいが、かなり手慣れた感じの手入れだが、プロほどではない

   と言った所の手入れ具合だった

ケレス:そんな・・・・・

   あの年でそれほどのレベルが・・・・・

デーザ:おそらくはそう言う事だろう・・・・

   それに修行として各親方の下に付いただろ

ケレス:ええ・・・無茶なことをやらせると思いましたけどね‥‥

デーザ:感情はどうあれ、各親方達は、ユウに対して、あまり突っ込んだ報告はしていないんだ

ケレス:と言いますと?

デーザ:あの辛口の親方達が、普通の報告しかしていない

   それなのに、三か月ユウと共に行方をくらまし、晴れ晴れとしたあげく

   やり遂げた感まんさいの顔で帰ってきたと報告もある

   何かあると思うしかないだろ?

ケレス:たしかに、そうですね・・・・

   本来の報告はさせたのですか?

デーザ:一人一人聞いて回ったが、あの報告がすべてだと言って、それ以外は何も語らなかった

ケレス:親方達の口を閉じさせるユウとはいったい・・・・・

デーザ:親方達がそこまで守ろうとする事があるんだろう・・・

   俺もユウなら何があっても大丈夫だと思っている自分もいる

   だが、情報が無くてはしょうがないだろうから、デス・ジャガーの居た森周辺に人をやって

   ユウに今回の事を知らせ、できれば見つかる前に国を出る様にと‥‥

ケレス:早速何人か雇って手紙で情報が漏れないようにやってみます

デーザ:頼んだ!

ケレス:しつれいします

ケレスがデーザの執務室を後にした

デーザ:商業ギルドも対面だけは何とかしないといけないから板挟みだな‥‥

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