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ルンドが戻ってすぐに長老の家に向った・・・・
長老の家の扉をルンドが叩く
コンコン・・・・
女性:は~い!
ガチャ・・・
女性:ルンドさん、トイさん、セレーネさん、いらっしゃいませ
そちらの方は?
トイ:旅の商人のユウだ
優:ユウです
女性:私は長老の家でメイドをしているテムです
よろしくお願いします
長老からお客様がおこしになったら通す様にと言われておりますので
こちらのどうぞ
トイ:俺たちは先に長老に会って来るから先に行っていてくれ
優:わかりました
メイドのテムに連れられ応接室に向かった
ガチャ・・・
テム:こちらにどうぞ
優:ありがとうございます
テムに案内されイスに座った
すると、扉がノックされテムが入るように言うと
一人のメイドが飲物を運んできた
優の前に飲物を置くとお辞儀をして部屋から出て行った
テム:もうじき長老が来られると思いますのでお待ちください
少しすると扉が開き、始めて会う男性が入ってきた
その後ろからルンド、トイ、セレーネも入って来た
するとテムが一礼して部屋から出て行く
男性は優のテーブル越しのイスに座り
三人は男性の後ろに控えた
男性:まずは自己紹介だな
私はこのエルフの村、ポルモ・デーケの長老をしているコルンだ
優:私は行商をしている優です
よろしくお願いします
コルン:早速だが洞窟も売っているんだって?
優:はい
作る場所、大きさと、長さ、仕様によって値段が変わります
コルン:ふむ~~~~・・・・・・・
長老が考えていると扉が開きメイドのテムが入ってきた
テーブルの脇に来ると、長老にお茶を差し出し
続いて、優の前にあるお茶を回収し、新たにお茶を差し出し
部屋の扉の前に行くと、こちらに一礼して扉から出て行った
コルン:これから場所を移動する
付いて着てくれ
コルンがソファーから立ち部屋を出て行く
その後を全員付いていく
エルフの村、ポルモ・デーケ近くのヨーレン山脈の山肌に案内され
コルン:ここから反対側に洞窟を掘ってもらいたい
優:長さを確認します
コルン:ああ・・・・
(大丈夫なのか?)
(山肌を触っているだけだぞ・・・・)
優:(大体18km位だな・・・・)
わかろました、長さもいい距離ありますね
コルン:それでできるのか?
優:大丈夫です
それで開通したさいの報酬を決めていきたいのですが
コルン:それじゃあ戻って規模や報酬を決めよう
全員で長老の家に戻り洞窟の話を始めた
コルン:洞窟の大きさだが、二人が隣同士で歩けるぐらいで
高さは真ん中が高くしてくれ
距離が長いのなら、途中で休める場所を何箇所か作って欲しい
優:わかりました
あと、真ん中に向って少しだけ上り坂にしておきます
コルン:そうしてこらえると助かるな
優:報酬ですが・・・・
この村、ポルモ・デーケの無期限での通行許可と
行商の許可をいただきたい
コルン:・・・・お金ではないのか?
優:お金は、今だけです
行商は一度ではなく、何度も販売しますし
商品を売ればそれだけ入りますから
コルン:わかった、それでは魔法の契約書を作成しよう
優:お願いします
魔法の契約書で契約を交わし次の話を進めていく
優:それでは次の契約に移りましょう
コルン:・・・・次?・・・・
何の契約だ?
優:洞窟が開きっぱなしでは誰でも通れてしまいますから
出入口に扉を付け、もしもの時、洞窟の中に入る間の盾役を配置します
コルン:・・・・・・・・・・
それで・・・・こちらは何で契約をするんだ?
優:それでは・・・・・・




