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春眠暁覚えず

意識を取り戻したのは昼過ぎだった。


「紅実子!床で寝るなんて行儀の悪い」


仁王立ちした母に見下されていた。

寝てたわけじゃないけどな、気絶してただけで。

あ、一緒か。


「さっきユキ叔母さんから電話あったから、今朝のこと話しておいたわよ」

「ユキ叔母さん、なんて言ってた?」

「とても喜んでたわ。あんたに山の中の暮らしが出来るとは思えないって言っておいたけど」


ひどい言われよう。本当の事だけど。

でも山の中でも暮らせるように、設備を整えて行くつもりだ。


「善は急げってことで、明日からお願いしたいって」

「急すぎるよ!明日はバイトが入っているから土曜日からお願いします」

「自分で電話しなさい」

「…はい」


ドアが閉まって母が階段を降りたのを確認すると、さっきの本を確認する。

夢じゃなかった。


なぜ、意識が飛んだのだろう?まだ頭がフラフラしている。貧血気味なのかも知れない。

また気絶したら危ないので、ベッドに移動する。

本を見ると六頁が変化していた。


「これと関係ありそうなんだけどなぁ」


シソ、ミツバ、サンショウ、ショウガ…


ドアをノックする音、続いて母が入って来た。

「紅実子、ユキ叔母さんに電話するな…ら…。やだ、また寝てる。昨日はよっぽど疲れたのかしら。体力ないんだから、誰に似たのやら」

ため息をつきながら、部屋を出ていった。


聞こえてるよ、眠気に勝てないだけで。

次に目が覚めたのは、一時間後だった。


短めです。こんだけ寝たい…

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