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~逆異世界転移と濁点の順番について~

稲垣って奴、見た目がゴブリンだぁぁぁぁ!

心の中でこんな事を考えてしまった。

だがしかし、せっかくクラス内で唯一仲良くなった(若干)『21番君』またの名を『鷹橋君』を前に『稲垣という人間』=『逆異世界転移ゴブリン』という不完全な説を論ずることは出来ない。しかし、伝えたい!『21番君』も同じ意見なのか?いや、完全に「あ、うん、そうだね」と引かれる気がしてならない!くそうっ!考えれば考えるほど負の意見が湧き出て来やがる!くそぉぉぉお!

「うん?どうした?仲音君?隣で頭を抱えて。」

はっ!しまった。表面にでてしまった!

「なんもないですよ!」

「そ、そうですか…じゃあ続きと行きましょう。7番は…」

「最初の文字はなんですか?」

7番とか言われても分からないんでねぇ。

「お、おう…早いねぇ…えーと、『く』かな?」

『く』か…

「僕と同じ中学出身で少し騒がしいですね」

僕のは?という表情を見てヒントを出してくれた。ちょっとした救済と軽い気持ちで出したと思うのだがこれは僕を答えに導いてくれた!

そこそこの人数で集まり!誰も聞いていないのに騒ぎ散らす!そして、ガチャで爆死して発狂する!この繰り返しだけで生きる男!顔は思い出した!その名前は…!

「『倉井』ですか?」

「うん、よくわかったね。」

「まあ、はいこれかなっ?て感じで。」

嘘です。そいつ、最上級危険人物として認識してました。

「じゃあ、25番は?」

名簿番号が僕の一つ前の奴か…『中崎』か『長崎』だよな?どっちだっけー?

「『中崎』です?」

「『長崎』です。」

あ、そうすか…

「名簿の順番でいくと濁点がついてない『中崎』が先になりますからね。」

「そ、そうでしたね。」

すいません。…そういう基本的なの忘れてました。

「仲音君はあんまり他人に興味って無いですか?」

「えーと、なんでですか?」

「あまりクラスの人の名前覚えていないじゃないですか。」

「あーそういうことですか、…あまり興味ないですね。」

僕は他人に興味は無いけどすごい人の目を気にするのですごい嫌いなんですよね

人間。自分も人間なのに。

「そうですか。…じゃあ、部活動に戻りますか。」

「そうですね。」

この後、「休日なにするか」「なにもしないですね」「へーそうですか」などのちょっとした話をして部活動は終わり、特にたいした事のない暇な休日に突入した。

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