エピソード1
今作品は、実験的な小説です。筆者が新境地を開くか、路頭に迷うか・・!?微妙なところてす・・!!
私のことを、『きみ』に、話をしたいと思う。
私は、営業の仕事を、している。私という人間を理解してもらうのに、こんなエピソードは、どうだろうか?
私は、営業の仕事をしていたが、残念ながら営業センスが、なかった。自分の実績に思い悩んでいた、ある日のことだ。
仕事の業績を上げるために、私は、啓発本を、貪るように読んでいた。その中に、こんなことが書いてあった。
「自分のことを、私と言いなさい」
その啓発本に、よれば、そう自分を呼ぶようになれば、自分の中で大きな改革になるというのだ。
私は、そんな気がした。だから、すぐに実行した。
今まで、御客様の前では、「僕」と自分を呼んでいたのを、「私」 に、したのだ。
すると、とある御得意様が、
「ワタクシって、あなた・・」
と、クスクス笑われた。
(何か、違うか・・やはり!?)
そう思った私は、素直に私と言うようにした。
『きみ』の前では、今は、私を(ワタシ)と呼んでいるのは、知っているね。
でも、『きみ』は、私が、自分のことを、普段は「俺」ということを知らないだろう。
そんな私と『きみ』との関係は、まさしく、それくらいの距離感だね。
このエピソードを、『きみ』が知ったら、私と、いや、俺と「きみ」との距離は近づくのかな?それとも遠ざかるのかな?




