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夏生詩集

夜から朝へ

作者: 夏生

夜を抱えたままの朝


夜の名残が揺らめいて揺らめいて

ゆっくり静かに消えていく


温かくてつめたい身体

渇いた喉


朝がくれば夜など

跡形もなく消えてしまう


はずだった


思い出したように

鼓動が時を戻していく


夜から離れて

朝の中に踏み出して


清らかな水で

夜を流してしまって


夜を消して

部屋一面朝で満たして


夜を脱ぎ捨てて

まっさらな朝に着替えて


夜に疲れた身体に

朝のちからを注ぎ入れて



また来る夜に

くじけないように

また来る朝を信じて



夜から朝へ

夜から朝へ






















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― 新着の感想 ―
[良い点] 夜を脱ぎ捨てて まっさらな朝に着替えて。 というフレーズがお気に入りです。 夜や朝が生きてるみたいで良いですね!夜が生きてたら孤独から救われる人はたくさんいるだろうと思います、と、ちょっ…
[良い点] 面白い! [気になる点] 特にないです [一言] 俺のもぜひ
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