表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

夏生詩集

夜から朝へ

作者: 夏生

夜を抱えたままの朝


夜の名残が揺らめいて揺らめいて

ゆっくり静かに消えていく


温かくてつめたい身体

渇いた喉


朝がくれば夜など

跡形もなく消えてしまう


はずだった


思い出したように

鼓動が時を戻していく


夜から離れて

朝の中に踏み出して


清らかな水で

夜を流してしまって


夜を消して

部屋一面朝で満たして


夜を脱ぎ捨てて

まっさらな朝に着替えて


夜に疲れた身体に

朝のちからを注ぎ入れて



また来る夜に

くじけないように

また来る朝を信じて



夜から朝へ

夜から朝へ






















評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 夜を脱ぎ捨てて まっさらな朝に着替えて。 というフレーズがお気に入りです。 夜や朝が生きてるみたいで良いですね!夜が生きてたら孤独から救われる人はたくさんいるだろうと思います、と、ちょっ…
[良い点] 面白い! [気になる点] 特にないです [一言] 俺のもぜひ
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ