二つの姿
※微エロです(多分)
エロ書くの苦手です…。
「何の…つもりだよ?」
突然のことで俺は動けずにいた。ニヤニヤ笑う魔術師はスッと俺の胸に手をやり…。
「どうやら君は体が女になってしまったみたいですね」
そう言って何食わぬ顔で胸を揉む。変態、スケベ、エロ魔人…。どんな言葉でも言い表せないくらいの変態っぷり。
「大きさも申し分ない」
「いい加減にし…っあぅっ…」
殴ろうとしたら、服の上から胸の尖りをつままれ弄ばれる。俺のものとは思えない高い声が漏れた。おかしいな、声は変わってないはずなのに…。
「やっぅ……はあっ…」
魔術師はそんな俺の反応を楽しむかのように手を這わせる。だんだんエスカレートするセクハラ。抵抗しようとしても腕に力が入らなくて。せめて声だけは出ないようにと必死に堪えた。
それをいいことに、引っ掻いたり指の腹で転がしたりという所作を執拗に繰り返す。布の上からという何とも言えないむず痒さ。そしてその手はだんだん下へ…。ズボン越しから俺の性器に触れた。
「ひっ…!?」
恐怖からか、快感からか。身体がビクッと身震いした。
「ほら、女性になった証拠に―――ついてないでしょう?」
そこでやっとセクハラの手が止まった。
「…っざけんな!急に何しやがる!?」
「あなたの反応がかわいかったのでつい。気持ちよかったですか?」
ま、まぁ…ちょっとだけ…。って何考えてんだ?!しっかりしろ、俺!!
「そ…んな訳ねぇだろ!!」
「ほお、それにしては…、今も随分と息が荒いようですが?」
うぬぅぅ~、コイツめぇ~!
「体は正直ですね。ココなんてこんなに固くなっているのに」
そう言ってまた服の上から先程と同じ所を、今度は撫でるように触る。
「嘘つきさんにはお仕置きをしたいところですが、よろしいですか?」
くいっと顎を持ち上げられる。この流れだとさっきよりもヤバい事されるのは目に見えている。それだけは避けたい。
「断る」
残念ですね、と言っている魔術師の顔はまだニヤついている。こんな変態でもよく魔術師が勤まるなと改めて思う。
「初々しい反応でしたよ。もしかしてまだ童…「それ以上は言うな」
こんな奴に言われてたまるか!くそぉ……。
とりあえず一発殴ってから元の姿への戻り方を聞いた。こんな姿じゃあの娘の恋人になれねぇじゃん。一刻も早く元の姿に戻らないと…。
「それはわかりません。あぁ痛い痛い」
俺に殴られた頬をさすりながら答える。
ハハハ…。そんな答えが許されると思ってんのか、あ゛ぁ?
「ただ、昨日の夜は男だったので、夜になれば戻れるでしょう」
「それまでずっとこの姿のまんまかよ?」
「はい」
城の人達やブレイブに何て言えばいいんだよ。昼間は女になって夜は男に戻りますって言うのか?
(まじかよ…)
全身に嫌な汗が流れる。
「そうそう。ここに来て私を呼べば、いつでもイロイロ…お相手シますよ」
「…お前、一回死んでこい」