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新たなるライバル?

長い間お休みしてすみませんでしたm(_ _)m

エメルダちゃんが今日、ここに泊まる……そう思っただけで俺の心はときめいた。知らず知らずの内に頬が緩む。

「アズール、鼻の下伸びてる」

おっ…と。こんなみっともない所を彼女には見せられない。もっとシャキッとしろ、自分!!ここでヘマをするとせっかくこの時まで待った今までの時間と苦労が全部水の泡になってしまう。

「アズールもエメルダ好きなんだ?」

「ああ。でも、ブレイブ以外は眼中にないみたいだな」

どんなに遠くから見ても、誰が見ようともそんな事はすぐにわかった。今でも、ほら……目がハートマークだ。

「お前はどうなんだよ?」

たとえ幼なじみでも、あんな娘がいたら一度くらい好きになったり、気になったりするだろう。

冗談半分で聞いてみた。

「べっ、別に。ばばば、ばっかじゃない?従兄弟の婚約者を好きになる訳ないじゃん!」

…怪しい。今の否定の仕方、こいつらしくない。そしてこの焦り様…、何か引っ掛かる。ムキになってる辺りが特に気にかかる。

よし。ちょっと試してみるか…。

「じゃあ、俺の事は?」

自分自身の言葉に全身から鳥肌がたったけど我慢、我慢…。

「ん~?好きだよ。ヤらせてくれたらもっと好きになっちゃうけど」

予想はしていたけど…、はぁ~……。

呆れて物も言えない。こいつはいつでも盛ってんのか!!

…いや、今はそんな事よりも確かめる方が重要だ。

「じゃ、エメルダちゃ…「しつこいな!好きじゃないって言ってるだろ!!」

うーん…、気のせいだったのか?今でもちょっと引っ掛かるんだけど…。かと言って、これ以上ムゼットに何を尋ねてもらちが明きそうにないし。仮に、ムゼットまでエメルダちゃんの事が好きだったとしたら、ますます恋のライバルが増えるだけだ。

(言いたくない事を無理に言わせるのも気が引けるしな)

そんな考えから俺はそれ以上追及するのはやめた。

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