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大学2年生の夜
夜。レポートを書いている。今まで一度に書いた文字数の中で最も多かった。しかも一度に書くレポートの数は1つや2つではなかったので試行錯誤の毎日である。
スマホは愛用しているシリーズ。初めてスマホを買うとなったとき、在庫は切れていた。違うものならすぐに買える状況ではあったが譲れなかった。あのマークが来るのを待った。
洗練されたデザイン、片手に収まるフィット感がたまらなく好きだった。画面を割らないように、少しの傷も付けないように、使うときはまるで美術館に展示されている名画を持つように触れていた。
夜に何も音がしないのはさみしかったから音楽を流していた。
シャッフルされたプレイリストから彼の曲はよく流れてきていた。同い年のアーティスト。世間は知らない夜の片隅で、夜明け前の彼をプレイリストは早くも推していた。




