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史実の海陵王

海陵王と質素倹約

作者: 鈴木 強

 暴虐な帝王として知られる海陵王。彼がどのような人物だったのか、知られざる一面を『金史』より読み解いていこうと思います。

 今回は海陵本紀の論評からその質素な暮らしを見てみましょう。

 海陵王の在位は十数年、常に偽りの態度を見せて臣下を制御していた。

 食事にガチョウを供さないよう命じて倹約を示しながら、遊びの狩りをした。

 或いは破れた服を着て近臣に見せたり、繕った服を着て、記録官に見せたりした。



 「遊びの狩りをした」と言うのは、儒者の視点から見ればそうなのであって、家康の鷹狩りと同じように軍事訓練の一環だったのではないでしょうか。

 3行目については、悪意がある見方をすればそうなのでしょうが、そのような態度を貫いただけでも立派なものでしょう。

 後世に貼られた「荒淫」とのレッテルから派生して贅沢をしていたとの印象まで持たれている海陵王ですが、日常生活は歴代皇帝と比べて質素だったようです。



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