東方二次創作 ~東方鬼神伝~第21話「颯と機械(メカ)」
この話は2期の第21話です。まだ前の話を読んでいない方は先にお読みください。
前の話の終わりとこの話の始めは続けて読むことをおすすめします。
もしかしたら関西弁が入っているかもしれません。ご指摘いただけると幸いです。
by霧崎刀
葵「ご飯できたよ!」
俺はそう言って姉ちゃんをよんだ。
茜「ありがとうね!」
そうして何年かぶりに姉と食卓で向き合った。
葵「こうやってたのも何年前だっけ…」
茜「多分5年ぶりぐらいかな…もっと前かな…」
俺が作ったのは姉ちゃんが喜んで食べてたから揚げ。
姉ちゃんはそれを見てしばらく食べなかった。
葵「姉ちゃんは食べないの?」
茜「葵ももう成長したんだねってね。」
葵「そりゃあそうだよ!もうここで何週間も過ごしてるんだから。」
茜「何週間?私は死んでからまだ1週間も経ってないように感じるけど…」
葵「なんで?」
茜「まだ転生してから1週間も経ってないはずなんだけど…」
葵「きっと操られてたり死んでから天国行ったりしてるから時間感覚がおかしくなってんじゃない?」
茜「そうかもね…まあいいや。」
そうして食事を終わると、どこかから不思議な気配がした。
葵「姉ちゃん気を付けて。手は特に。颯の。」
茜「前はよく操ってくれたね!やり返してやるよ!」
颯「もう抜けだしたの?早いね…茜…」
茜「そう呼ぶのももうやめて!ここで殺してやるよ!」
颯「さあそうもいくかな?もうそろそろ決着をつけよう。葵君。」
葵「お前は一体何を用意してたんだ?」
颯「AIだよAI。知らないか?」
葵「AI...?」
颯「まあいい。さあ出ておいで。AI。」
AI?「ワタシハ...アイデス。アタナタチヲ センメツシニキマシタ。ハヤテサマノオモムクママニ。」
そう言ってアイは、姉ちゃんに向かっていった。
茜「私とやるってのね!やってやるよ!」
そして颯は俺のほうに向かってきた。
颯「さあ遊ぼうじゃないか。葵君。」
葵「別にどうぞ?颯!」
颯「じゃあこっちから。」
そうして颯はこういった。
颯「-スペル-心操「操り機械」-」
そういうと周りに謎の機械が現れた。
葵「なんだこれ?」
俺は出てきた機械を倒すと、目の前に急に颯が現れ、スペルを使われた。
颯「-スペル-機械「鉄籠」-」
そういうをと俺は謎の鉄の中に閉じ込められた。
颯「さあお楽しみだ!-スペル-機械「鉄籠穿刺」-」
そして体のあちこちから針が飛び出してきて、体に刺さった。
俺は意識を失いつつあった。
だが、頭の中に声が聞こえてきた。
大千国[さあ東雲。俺に任せろ。]
颯視点
颯「なんだ…?アイアンメイデンが破られただと…?」
大千国「鬼神をなめては困る…」
颯「どうするか…また閉じ込めてちまちまダメージでも与えようか?それとも正面から壊してやろうか?」
大千国「ならば正面から頼むよ。」
颯「そうか。後悔するなよ?-スペル-機械「回路停止」-」
そう言って俺は殴りかかった。この技を喰らったものは回路がショートしたみたいに相手の思考を止めて、壊すことができる。これで俺は勝ちのようなものだ。
そして大千国にそれを当てた。
大千国は神にもかかわらず、目の前で立ち尽くしている。
颯「やっぱりな!神にも効くんだな!」
俺はそのまま操ろうと手を大千国に向けた。すると、突然動き出し、
大千国「神を舐めるんじゃない!-スペル-神符「魂底破壊」-」
腹に強烈な痛みが走った。
俺はその痛みに耐え、AIのほうを向いて命令した。
颯「AI!今すぐ俺を助けろ!」
そしてその方を見ると、茜が立っていた。
茜「AIっていうのはこいつのことかしら?」
俺は現実を見た。AIは…完璧に作ったAIは、破壊されていた。
颯「なぜだ!たとえ隕石を落としたとしても壊せないはずだ!」
そして俺はさらに予想を超える回答を聞く。
茜「すきまがあったよ?」
颯「スキマとは何だ!」
茜「まあ直接刀をコアに刺して倒したよ?」
颯「なんだそれは…」
そして意識を失いかけたころ、妖怪が話しかけてきた。
紫「妖怪と神に関わって相手が悪かったわね。」
そして俺は意識を失った。
-スペル-心操「操り機械」-→-すぺる-しんそう「あやつりめか」-
-スペル-機械「鉄籠」-→-すぺる-めか「あいあんめいでん」-
-スペル-機械「鉄籠穿刺」-→-スペル-めか「めいでんえぎーゆ」-
-スペル-機械「回路停止」-→-スペル-めか「しょーと」-