東方二次創作 ~東方鬼神伝~第3話「鬼人と鬼神」
この話は第3話です。まだ前の話を読んでいない方は先にお読みください。
前の話の終わりとこの話の始めは続けて読むことをおすすめします。
もしかしたら関西弁が入っているかもしれません。ご指摘いただけると幸いです。
by霧崎刀
そういうと幽々子さんはこう言った。
「能力がわかったなら、開花させなきゃね!」と言われ、少し怖がっていた。
そして俺は聞いた。
「開花って何をすればいいんですか?」
幽々子「そんなに難しい事じゃないよ。なんかイメージするだけ!」
葵「なんかって何ですか!なんかって!」
幽々子「まあとりあえず能力を使える人たちに質問をしなきゃね。それじゃあ人里まで連れて行ってあげるから行ってらっしゃい!」
葵「いや。ひとりで行けますよ!」
幽々子「ごめんね。少しおせっかいすぎた?じゃあ一人で行ってらっしゃい!」
そう言われて俺は人里に向かった。
人里に向かうと、何か里が騒がしかった。
よく見ると、奥で妖怪が暴れているようだった。
妖怪は人を人質のようにして立っていた。
そして妖怪の謎の飛び道具をもろに食らってしまった。
そして俺は、心の底から、
「あの人を助けたい。」そう思った。
数十分前…幽々子の話
パチェリー「幽々子。」
幽々子「なに?」
パチェリー「あの子の能力の開花条件は「心から人を助けたいと思うこと」。もし能力を開花させるつもりならあの子をそんな状況に落とさなければならない。」
幽々子「なるほどね…わかったわ。じゃあね。」
今 葵の話
そして俺は、そのまま妖怪に突っ込んだ。
でも、返り討ちにさせられるだけ。
だから、俺は目の前にいる人を助けるために、本気で妖怪に向かって拳を放つ。
その時、俺の腕は、赤くなっていた。そしてその妖怪は吹っ飛んでいった。
周りの人は、「あの人は鬼だったんだ。」と、
怖がっているような顔をしていた。
そして俺は人里にあった鏡を見ると、
頭には角が生え、全身が赤くなり、
指先には立派な爪があった。
そして俺はその瞬間、意識を失った。
目が覚めると、妖夢がいて、
「大丈夫ですか?きっと魔力か妖力かはわかりませんが、あなたは力の使い過ぎで倒れました。」
葵「そうなのか…けれど俺はあの時鬼になっていたぞ?」
幽々子「ごめんね!すぐ助けに行けたらよかった。でもあなた、意識を失っている間、町の人が手当てしてくれて、今ほぼ無傷なの。よかったわ。でも能力開花できてよかったじゃない。」
妖夢「鬼になる…まるで鬼人化ですね!」鬼人化か…まあ能力開花できたことだしいいだろうと思っていると、幽々子さんに、
幽々子「今って鬼人化できるの?」と聞かれたので、俺は、その場で変身して見せた。
やはり、すぐ体力がなくなっていくもんで、たった5分しか鬼人化できなかった。
もうこれだけで十分へとへとなのだが、幽々子さんは、
「一旦、訓練しましょうか。」と、なかなかにきつい命令をしてきた。
そして俺は、白玉楼周辺を100週、持久走200回、腹筋50回、スクワット70回、
鬼人化の5分間の維持を命令され、スクワット70回までは何とか終わらせた。
そして鬼人化5分の時、一応暴れてもいいように幽々子さんと妖夢が待機してくれていた時、ほんとは5分座っているはずが、1分ぐらいすると、なぜか俺の意思ガン無視で立ち上がり、妖夢に拳を食らわせようとしていた。
俺が喋ろうとしても、俺は喋らない。そして少しだけ喋れて、俺は2人に、
「俺を止めてくれ…」とかすかな声で言うと2人は一斉に襲い掛かってきたが、俺は妖夢を片手で、幽々子さんをもう片方の腕で吹き飛ばしていた。
そして二人は逃げていった。
庭に一人取り残されると、俺はなぜかどこかへ向かっていった。
そこはレミリアさんたちがいた紅魔館という場所であった。そこで俺は、門番としていた、赤い服をした人に向かってパンチを放ち、吹き飛ばした。そして俺は、急にこんなことを言い始めた。
「俺の能力は鬼人化の能力だけじゃねえ。もう一つ能力がある。そこをどきな!」
そう言って俺はその人を気絶させていった。
そして入るや否や、霊夢や魔理沙、前に暴れていたフランとレミリア。さらに前の門番の咲夜さんまでいた。さらに妖夢や幽々子さんまでいた。
そして俺はわずかな声でみんなに伝えた。
「俺を止めてくれ。もう意識が…」そう言って俺は意識を失った。
霊夢視点の話
霊夢「幽々子?あれが葵で間違いないのね?」
幽々子「そうなの。でも急に暴走しだして。でも今攻撃してこないわ。」
魔理沙「でもさっきあいつが止めてくれって言ってたよな。なら今のうちに止めないといけないんだぜ!」
葵?「ああようやく乗っ取れたな。こいつの体を。」
咲夜「あなたは一体何者?」
葵?「俺の名前か?教えてやろう。俺は鬼神大千国だ。」