東方二次創作 ~東方鬼神伝~第6話「暴走は止まらない…」
この話は2期の第6話です。まだ前の話を読んでいない方は先にお読みください。
前の話の終わりとこの話の始めは続けて読むことをおすすめします。
もしかしたら関西弁が入っているかもしれません。ご指摘いただけると幸いです。
by霧崎刀
霊夢「これ以上暴走されても困るのよね…」
そんなことを考えていると咲夜が来た。
咲夜「霊夢。今すぐに紅魔館に来てくれる?」
霊夢「また誰か暴走したの?」
咲夜「フラン様が暴走しだして…」
霊夢「止めに行けばいいんでしょ?わかったわ。」
そう言うと咲夜の能力で紅魔館に移動した。
すると目の前でフランが普段に増して暴走していた。
フラン「霊夢も来たの?めんどくさいな。」
といつもとは全く違う雰囲気だった。するとすぐに奥から人影が現れた。
???「レミリアをつぶそうとしたが、博麗の巫女まで来るとはね。こっちとしては都合がいい。フラン。やっちまいな。」
そう言うとフランは急に攻撃を仕掛けてきた。
ただ、スピードがとてつもないほどに早かった。
きっと能力の影響だろう。そして咲夜、レミリア、私対フランの勝負が始まった。
咲夜はナイフで牽制はしてくれているが、まるで効いていない。
するとフランがスペルを使った。
「-スペル-禁忌「禁じられた遊び」-」
そしてその弾幕を打ち消すようにスペルを放つ。
霊夢「-スペル-霊符「夢想封印 夢限」-」
フランはそれをたやすくよけ、レミリアに向かってスペルを放つ。
フラン「-スペル-禁忌「レーヴァテイン」-」
そしてレミリアたちもスペルを使った。
レミリア「-スペル-天罰「スターオブダビデ」-」
咲夜「-スペル-幻象「ルナクロック」-」
スペル同士はぶつかり合って消滅した。するとフランは私のほうに向かってきて、こう言った。
「きゅっとして...どっかーん!」
そう言われてよけようとしても力が強くて避けられずに全部のダメージを喰らってしまった。何とか耐えつつ攻撃しようとするとあいつはこういった。
???「もうすぐで操れるかな?」
そんなことを言っているのが聞こえてしまった。
そしてまたフランに攻撃を与えても、体力が減っているように感じない。そしてどうしたものかと悩んでいると急に回りが島の上になり、奥に見覚えのある人影が見えた。そいつは、
葵「犯人さん?今回こそ決着つけさせてもらうよ!-スペル-蒼符「魂の鬼神」-!」
そう言うと犯人にすべてのスペルを命中させて、すぐに大千国に代わった。
葵視点
俺は何とか奇襲を成功させ、スペルを全弾当てることができた。
すぐに大千国に代わり、フランを沈めに行った。そしてみんなに伝える。
「そいつの能力の発動条件は両手を対象にかざすことだ!気をつけろ!」
そう言うとすぐにフランと1対1で戦いを始めた。
フランのスピードに何とか追いつきながら少しの隙を探してスペルを打ち込む。
「-スペル-鬼神符「幻夢破壊 狂」-」
ただしフランはそれをたやすくよけ、スペルを使う。
「-スペル-禁忌「レーヴァテイン」-」
その弾幕は避けられないほどに数が多かったので、仕方なく受けることにした。
「-スペル-鬼神符「六方晶」-」
フランはスペルを正面から俺が受けて、平気だとは思っていなかったのか、さらに畳みかけるように近づいていた。だがそれも計画通りですでにスペルを発動する準備を整えていた。そして今出せる力を使って本気で打ち込んだ。
「-スペル-神符「魂底破壊」-」
そしてそれをフランは正面から受け、フランは倒れた。
霊夢視点
そうして葵から奴の弱点を教えてもらった私たちは両手に気を付けて攻撃を仕掛けたが、まるで当たらない。それはまさに奴が幽霊であるかのように…そしてしばらく攻撃していると奴はこういった。
「俺は颯だ。今回は逃げさせてもらう。じゃあな。」
そう言うと颯は姿を消してしまった。
葵視点
向こうはどうやら奴に逃げられてしまったようだ。
そして一時集まって話をすることにした。
葵「こっちは何とかフランを抑えた。そっちは逃げられた?」
霊夢「そうね。でも奴は颯と名乗ったわ。次いつ来るかわからないから備えましょう。しかも葵永遠亭で休んでたんじゃないの?」
葵「俺はなんとか戦えるまで回復したよ。まだ足が少し痛むけどね。」
霊夢「いや葵どんだけ回復能力すごいのよ…」
葵「なんか永琳さんが作った薬を飲んだらかなり回復したよ。魔理沙はまだ休む必要があるって。」
霊夢「そうなのね。それじゃあまた敵襲に備えて頂戴。それじゃあ私は戻るね。」
葵「俺も白玉楼に戻ります。さようなら。」とフランたちと別れて白玉楼に戻った。