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エピソード1 旅立ち

目が覚めると不思議な空間にいた。

目が覚めると何も無い空間にいた。


目の前には変な女の人がいる

目の前には不思議な女の人がいる


「あなたは死んだのです」


そうだ、俺は死んだんだ。


「本来であればあなたの魂は世界の流れに従い、輪廻の輪に帰るのですが、私からあなたにお願いがあります。」


生前の俺は普通な人間で普通な暮らしをして平凡に過ごしてた。ブラック企業に務めて、毎日日が変わるまで仕事をして何をすることも無く何をされるわけでもなくただ社会の歯車として生きていた


「勇者がいた世界。世界の僅かなズレから勇者がいなくなってしまった世界。その世界へ行って魔王を討伐して欲しいのです。そのためにあなたには神術と呼ばれる神の力を授けます。


どうか世界を救ってきてください。」


女神は俺に言う。


「わかりました。」


社会の歯車として生きてきた俺に自我何てものはなくなっていた。


「ありがとうございます。それでは最後に私から助言があります。


15歳の成人の儀を終えて16歳になった時に旅に出なさい。旅の仲間としてとある魔術師があなたを導いてくれるでしょう。彼女をどうか救ってあげてください。そうすれば世界は救われます。どうかよろしくお願いします。」


それから15年の月日が経った。僕はクライアス家次男としてこの世界に生まれた。この世界では15歳の成人の儀にて、神からのギフトを受け取ることになる。僕はこの日のために剣と魔法の世界で研鑽を続けていた。今日はその日勇者の称号を受け取る日。

貴族と入っても田舎貴族。剣の技術も魔法の技術も十分となった僕は結果がどうであれ冒険者となる手筈であった。


前世で社会の歯車として生きていた僕はこの世界でも役割を果たすことそのために日々過ごしてきた。今日は成人の儀、そこでこの世界の勇者として魔王を討伐する。



----------------------



「レノ、今日は成人の儀だ。我が家では成人の儀を行った後1年間その能力に合わせた準備を行い1人立ちすることになる。真面目に過ごして来たすぐにでも冒険者になれるお前だが確認した職業は家族だけの内密とし十分に準備することになる。いいな。」


「はい父上、わかりました。」


勇者ということはわかっているがもう1年準備をして魔王討伐に準備できる。神様の期待に応えるためにも頑張らないといけない


僕は成人の儀に向かう。


「....そんな」


神官が慌てている。そういえば勇者は15年前に敗北して次の勇者が現れることはなく世界中で勇者生存説やら、世界崩壊説が囁かれていた。


「ゆ、、、勇者、、ゆうひゃっ!!」


大事になってしまった。神官声ひっくり返っちゃってますよ、、、


「なっ、ユウシャ、、、???勇者ぁああああ」


おー父上そんな声初めて聞きましたよ。


「神官、、それはほんとか??ホントなのか!?」


「はい、旦那様、間違いありませんこれは早く報告しないと」


「ちょっと待ってください!!!!」


僕はすかさず止める


「レノ、どうした?いきなり、」


父上が固まって動揺を隠せていない。


「我が家では、成人の儀の後1年は準備する期間があるはずです。僕の勇者という称号は旅立つまで内密にしていただけませんか?」


「お前冷静すぎないか、、、いや、しかし勇者は世界で待望させていた称号一族からそのようなものが出たと言えば我が家も、、いや、しかししきたりはしきたり、、、、、」


「旦那様!お坊ちゃま!いえ、勇者様なりません、勇者の存在は世界にいち早く伝えなければ人々の安泰のためにも!やはり勇者はいたのですねあの日以降ずっとこの世界は神様に見捨てられたのかもと思ってましたが、、」


神様はちゃんとこの世界のこと大切にしてましたよ。神官様。


「すみません、もちろん世の人々が僕の、、勇者のことを待望していたことはわかります。しかし、私は世界を救う力をまだ準備できてません。今出発しても恐らく幹部1人も倒せないことでしょう。先代の勇者様は歴代最強と言われたのに魔王に敗北してしまいました。1年十分に準備して世界に安心して貰えるように準備させていただけないでしょうか。」


「うむ、、たしかに、、、」


神官が納得してくれた。よかった。


「我が家のしきたり、いいかレノ必ず世界を救うのだぞ。頼んだ」


「はい父上、ご期待に添えるように頑張ります」


神様の言う通り16歳で旅立つことがこれでできる。しっかり1年間準備するそして神様の言う通り世界を救う。僕はそのためにこの世界に来たのだから


------------------------------


1年が経ち僕ができる準備をした。できることをやり尽くした。僕はきっと魔王討伐ができるだろう。


僕は初めの町に向かった。まずはギルドで冒険者登録をしなければならない。


「1番近くで大きなギルドがあるのはレストア王国か、なかなかの商業王国で近くの村で先代勇者が産まれたとも聞く。初めに行く街としては期待ができる。神様の言ってた魔術師も気になる。僕も魔法は使えるが後衛を担ってくれる仲間も欲しい。神官様から神国レザニアに迎えば聖女様も同行させて貰えるよう手筈を整えてくれると聞いている。回復役は問題ない、後衛の魔術師は是非とも仲間にしておきたい。


まずはレストア王国に向かう。馬車で2週間ほど。飛行機か新幹線が欲しい。

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