表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

29/52

28 二次会カラオケ


   28 二次会カラオケ


「カラオケに着いたぞ!」と、山田は千鳥足で目的地に辿り着けてほっとした。


 笑顔のマークが目印の〈カラオケ歌会場〉。フリータイムの料金は1000円ちょっと。おまけにソフトドリンク飲み放題。

 アルコールを付けても1500円ぐらいとかなり安い。しかも今回はクレトンの会員アプリのおかげでお会計が20%オフ。


「アルコール飲み放題とソフトドリンク飲み放題。どっちにしようかな」と、山田は受付カウンターで苦悩していた。「飲みすぎたしソフトドリンクでもいいけど、せっかくアプリでお得だし、アルコールもイザって時の選択肢に欲しいな……」


「どっちでもいいですッ!」と、シュルストロンが急かす。「カネはありますからッ! 安心してくださいッ! 追加すればいいんですッ!」


「カネって言ったって金塊だろ」と、山田。「現金払いはできても金塊払いはできないんだから」


「甘味、甘味」と、クレトンも急かす。


「そうあせるなって。今日は空いてるからフリータイム大丈夫だから時間はたっぷりある」と、山田はまだ悩む。


「ちなみに何ですけど」と、スタッフのお兄さん。「アルコールメニューにはエナジードリンクのカクテルも含まれてますよ」


「じゃあそれで」と、山田の心はすぐ動いた。


「では、アルコール飲み放題プランですね。おタバコの方はいかがなされますか?」と、スタッフのお兄さん。


「そう言えば2人ってタバコ吸わないんだっけ? さっきも聞いたのに忘れちゃったよ」と、山田。


「普段からは吸ってませんッ!」と、シュルストロン。「晩餐会でたまに葉巻を付き合う程度ですッ!」


「葉巻、味見、不定期」と、クレトン。


「そんなもんか」と、山田。「かと言って俺も喫煙所の輪に入るときぐらいしか吸わないけどな。じゃあ禁煙ルームにしよっかな」


「もし、よろしければ只今キャンペーンをやっておりまして」と、スタッフのお兄さんがメニューを1枚を取り出した。「今ですね、喫煙ルームをお選びいただくと、おひとり様プラス500円でシーシャ、水タバコですね。体験できるんですよ」


「珍しいな」と、山田は思わず前のめりになった。「フレーバーは?」


「アップルにマンゴーなどスイーツフェアに合わせてフルーツ系を各種取り揃えております」と、スタッフのお兄さん。


「じゃあ3人前追加で」と、山田の心はまた動いた。


「何ですかッ!? そのシー何とかってタバコはッ!? 変なモノじゃないですよねッ!?」と、シュルストロンが疑う。


「合法?」と、クレトンも疑う。


「合法だから安心しろ」と、山田。「どう言えばいいかな。タバコを水蒸気で吸うんだよ。まあ見れば分かるから。お兄さん。味はとりあえずアップルでお願い」


「かしこまりました。それではお部屋の広さなんですけど、只今のお時間、空いておりまして、

 おひとり様プラス200円でパーティールームにバージョンアップ可能なんですけど、いかがなされますか?」と、スタッフのお兄さん。


「別に3人だし、パーティールームは広すぎるかな」と、山田。


「今ならたクッションフロアが空いておりまして、さらにミラーボールとマイクスタンドも付いておりますが」と、スタッフのお兄さん。


「クッションフロア?」と、山田は喰いついた。「てことは寝転がれる?」


「もちろんです」と、スタッフのお兄さん。「ビーズクッションも人数分ご用意させていただきます」


「じゃあ、お願いします」と、山田はまた心が動いた。酔うと財布のヒモは緩むもの。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ