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 雲もない青空が広がるポカポカ陽気の昼下がり。

 野球場には5万人もの大観衆が集まっていた。 


 ひとたびホームランが出れば拍手、拍手で観客の手がどんどん痛む。

 人もエルフもオークもドワーフも。みんな肩を並べて大声援を送る。

 

 ただの娯楽でしかない野球が種族も民族も1つにまとめあげた。


 この物語は、ただの野球好きのオッサンが、異世界の地でプロ野球のコミッショナーになり、奮闘する。実話に基づいた”実のある話“である。

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