前編
前後編に分かれる話です
俺、久保田 栄治27歳は今、人間の限界に挑戦している。
俺は子供の時から考えている事がまわりと違っていて、よく先生に、なんだこいつ、というような目で見られていた。.....先生元気かな。(当時40歳)
子供の頃にやりたい事をノートに書き、それを今実現しているところだ。夢があっていいだろう?
そして今、俺がやっていることは―――!!
(ここまで手抜き)
同窓会である。もはや、限界でも何でもない。
小学校の時の皆が集まって、ワイワイと昔の事を話し合っている。...あの時は若かった。
しかし、俺は今すごく警戒しながら酒を飲んでいる。なぜならここは、反復横とびをした体育館だからだ。しかも夜、怖い。
「どうした栄治~!!老けたか?アッハッハッハッ!!」
そんな俺の事を考えずに話しかけてきたこいつは橋本 賢、あだ名はハッシーだ。なぜ、そのようなあだ名なのかと言うと、ハッシーは嫌いなししゃもの卵を取り出すのに、箸をメスのように使ったからだ。その時の光景は今でも覚えている。一瞬、ブ○ック·○ャックに見えた位だ。アッチョンブリケ!
こんな事を考えているうちに(駆け足感)、体育館のステージに誰かが立った。
えっと、あれは.....先生だ。生きてた!!先生が生きてたー!!(ハ○ジ)
「え~皆健康で何よりです」
先生も健康で何よりです。
「ここで、本日のメインイベントを発表します」
招待状には、皆楽しめるから是非来てね♪と、あった(先生直筆)。何をするんだろう。
「肝だめしです」
嘘だろ...嘘だと言ってくれ先生!!
(本当です)
なっ!?こいつ...直接脳内に!?(テンプレ)
「ルールは簡単、隣の小学校の屋上にある人形を持ってここに戻って来て下さい」
なんで人形なの...動いたらどうすんだよ!!
(その時はその時です)
なっ!?こいつ...また脳内に!?(二回目)
「ペアはくじ引きで決めます。では、引いていって下さい」
くよくよしていても始まらないので、俺はくじを引く事にした。
◆◇◆◇◆
俺のペアはハッシーになった。正直頼りない。
「頑張ろうぜ、栄治!」
「ああ」
ヤバい、声が震えている。足が生まれたての鹿みたいになってる。ガックガク。
ああ、俺達の番が来てしまった。ここまでのペアは全員人形を持って来ている、ここで俺達が持ってこれなかったら恥ずかしい。
栄治は覚悟を決めた、ここで折れたら男の恥だ、と。
栄治、行っきまあああぁぁぁす!!(ガ○ダム)
◆◇◆◇◆
「よーし早く人形取って来るぞー」
「おおー!!」(錯乱)
学校の中はすごく暗く、非常口の明かりが不気味に感じられた。
「おばけなんてなーいさ!」(ハッシー)
「おばけなんてうーそさ!」(栄治)
「ねーぼけーたひーとが!」(ハッシー)
「みまちがーえたーのさ!」(栄治)
「...これで俺達見ちゃったらヤバいよな」
そんな事いうなよぉ!!(ぶちギレ)あーもう!!怖くなっちゃったじゃん!!
今、俺達が居るのは、二階。屋上まであと二階。辛い。怖い。帰りたい。
ガタッ!!
「ビャアアアアアアアアア!!!???」
「お、落ち着け栄治ぃ!俺がつまづいた音だ!」
こんな事で驚く栄治、ちゃんと人形を持って帰れるのか!?
次回! 「栄治、死す」
デュ○ルスタンバイ!!