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先生のワナ(御年55歳)  作者: あゆっち
1/2

前編

前後編に分かれる話です

 俺、久保田 栄治(くぼた えいじ)27歳は今、人間の限界に挑戦している。

 

 俺は子供の時から考えている事がまわりと違っていて、よく先生に、なんだこいつ、というような目で見られていた。.....先生元気かな。(当時40歳)


 子供の頃にやりたい事をノートに書き、それを今実現しているところだ。夢があっていいだろう?


 そして今、俺がやっていることは―――!!


 (ここまで手抜き)


 同窓会である。もはや、限界でも何でもない。


 小学校の時の皆が集まって、ワイワイと昔の事を話し合っている。...あの時は若かった。


 しかし、俺は今すごく警戒しながら酒を飲んでいる。なぜならここは、反復横とびをした体育館だからだ。しかも夜、怖い。


「どうした栄治~!!老けたか?アッハッハッハッ!!」


 そんな俺の事を考えずに話しかけてきたこいつは橋本 賢(はしもと けん)、あだ名はハッシーだ。なぜ、そのようなあだ名なのかと言うと、ハッシーは嫌いなししゃもの卵を取り出すのに、箸をメスのように使ったからだ。その時の光景は今でも覚えている。一瞬、ブ○ック·○ャックに見えた位だ。アッチョンブリケ!


 こんな事を考えているうちに(駆け足感)、体育館のステージに誰かが立った。


 えっと、あれは.....先生だ。生きてた!!先生が生きてたー!!(ハ○ジ)


「え~皆健康で何よりです」

 

 先生も健康で何よりです。


「ここで、本日のメインイベントを発表します」


 招待状には、皆楽しめるから是非来てね♪と、あった(先生直筆)。何をするんだろう。


「肝だめしです」


 嘘だろ...嘘だと言ってくれ先生!!


 (本当です)


 なっ!?こいつ...直接脳内に!?(テンプレ)


「ルールは簡単、隣の小学校の屋上にある人形を持ってここに戻って来て下さい」


 なんで人形なの...動いたらどうすんだよ!!


 (その時はその時です)


 なっ!?こいつ...また脳内に!?(二回目) 


「ペアはくじ引きで決めます。では、引いていって下さい」


 くよくよしていても始まらないので、俺はくじを引く事にした。


◆◇◆◇◆


 俺のペアはハッシーになった。正直頼りない。


「頑張ろうぜ、栄治!」


「ああ」


 ヤバい、声が震えている。足が生まれたての鹿みたいになってる。ガックガク。


 ああ、俺達の番が来てしまった。ここまでのペアは全員人形を持って来ている、ここで俺達が持ってこれなかったら恥ずかしい。


 栄治は覚悟を決めた、ここで折れたら男の恥だ、と。


 栄治、行っきまあああぁぁぁす!!(ガ○ダム)


◆◇◆◇◆


「よーし早く人形取って来るぞー」


「おおー!!」(錯乱)


 学校の中はすごく暗く、非常口の明かりが不気味に感じられた。


「おばけなんてなーいさ!」(ハッシー)


「おばけなんてうーそさ!」(栄治)


「ねーぼけーたひーとが!」(ハッシー)


「みまちがーえたーのさ!」(栄治)


「...これで俺達見ちゃったらヤバいよな」


 そんな事いうなよぉ!!(ぶちギレ)あーもう!!怖くなっちゃったじゃん!!


 今、俺達が居るのは、二階。屋上まであと二階。辛い。怖い。帰りたい。


 ガタッ!! 


「ビャアアアアアアアアア!!!???」


「お、落ち着け栄治ぃ!俺がつまづいた音だ!」


こんな事で驚く栄治、ちゃんと人形を持って帰れるのか!?

 次回! 「栄治、死す」

  デュ○ルスタンバイ!!

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