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夏生詩集3

目には目を

作者: 夏生

目には目を

歯には歯を


渇き焦げた大地から

立ち込める煙は

歌う


目には目を

歯には歯を


穏やかに流れた心

あたたかく流れた心

の消えた跡から

立ち込める煙は

歌う


目には目を

歯には歯を


赤黒に染まった紙とペン

砕かれた言葉と引き裂かれた絵から

立ち込める煙は

歌う


目には目を

歯には歯を


改名された獰猛が叫ぶ

鼻を鳴らし闇に落ちた眼を

見開きながら

歌う


目には目を

歯には歯を


命を踏みにじり

ひたすら進み広がりながら

歌う


歌いながら重い闇へ

落ちていく






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― 新着の感想 ―
[良い点] ・規律のある同一文の反復で、スチャッと頭に入ってくる。 ・何を言わんとしているか分かりやすい。 [気になる点] ・俯瞰では特にない。 [一言] 改名された獰猛、いいですね。このような、ヒネ…
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