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07.エリシア、王都で初めてトーキーを見かける


「それにしても、ここはセスティア国の首都だというのに“話す者(トーキー)”はいないんですね。一度も見かけませんでしたけど」


 視線ごと話を逸らすようにあさっての方向を向きながらエリシアは疑問に思っていた事を口にした。それはカーティス家からの要請で田舎から首都・セオドールへやって来た日からの疑問だった。

 だがそのエリシアの質問がまずかったのか、聞かれた男は先程までの上機嫌が嘘のように表情を引き締め、唇を歪める。


「あぁ・・・ヤツラか。ヤツラには暮らしにくいんだろ、人の街には住み着かないぜ。たまぁに街中でも見かけるがな。

 もっともオレみたいな外の人間からすりゃあ、あんた達の方が驚きだがな。よくヤツラと馴れ合えるな」


 しまった。確かにこの話題はまずかったかもしれない。

 男の言葉にエリシアもすぐに自分の失言を悟った。

 男がセスティア国出身ではないのならば、避けるべき話題だったのだ、トーキーについては。




 “話す者(トーキー)

 それはこの世界における人間以外の知的生命体の事だ。

 獣の姿をしながら常の獣より数倍は大きく、皆一様に金色に輝く瞳を持ち、不明瞭ながら人語を話す。

 ただの獣と違い知能を有し、優れた身体能力を持った存在。

 そして、人間とはけっして相容れない存在。


 ――――――――――――――ここ、セスティア国以外の場所では。




 人間にとってトーキーとはただの外敵でしかなく、トーキーにとっても人間とはやっかいな敵、あるいは食料でしかない。

 それが世界の共通認識だった。

 セスティア国が出来るまでは。



 300年前、セスティア国初代国王はどうやってか、トーキーの中でも格上の存在である“幻種”、その中でもトップといわれる四頭の竜のうちの一頭を味方につけた。

 その効果は絶大で、トーキーはけっしてその竜の縄張りの中では人間を襲わなくなった。

 トーキーに襲われない。トーキーと争いあう日々の中に現れた夢のようなその桃源郷に人々は転がり込み、人口の増加と共に発展を繰り返し、ひとつの小さな国となった。

 幸せ(セスティ)の国、セスティアである。

 初代国王はトーキーと共に暮らす国を理想に掲げていたため、問題がなかったとは言い切れなかったが、それでもきちんと纏め上げたのだ。

 その土地に対する隣国からの侵略、内乱、さまざまな問題を乗り越えての今の平和だ。セスティアだけが平和にのほほんと暮らしていたわけではない。

 けれど、それでも、

 今現在もトーキー達と争いあっている他の国々からしたらセスティアとは嫉妬と羨望の的なのだ。

 つい二十年ほど前、隣国パルテスが侵攻してきた事もあった。

 初代国王に“永遠なる者(オルトワート)”と名付けられた、この国の何処かに潜む守護竜になんとか近づこうとする他国の間者もいるという。

 他の国の人間にとってトーキーとは、幼い頃から共に育ってきたエルトなどとは違い、ただの敵でしかないのだ。

 目の前のこの男も、もしかしたら近しい人がトーキーに殺されているかもしれない。


「ごめんっっ、な、さい、私、気が利かなくって・・・」


 思わず素で謝りそうになったのを慌てて取り繕いながらエリシアは籠に視線を落とした。淡い藤色のレースの手袋が目に入り、自分の立場をもう一度再確認する。


「いや、別に気にしなくてもいいぜ? オレにとってトーキーはただのメシの種だったってだけだ。たたっ斬るだけで馴れ合う相手じゃねーって」


 あっけらかんとそうのたまうところをみると、やはり傭兵なのだろう。隣国との戦から、人間相手の兵力もちょくちょく補充しているというからその公募に乗った腕自慢か。


「それにしても便所姫、そんな簡単に謝ってちゃダメじゃね? 王子様の相手なんだからもっと堂々とふんぞり返ってりゃいいじゃん」

「だったら気安く声をかけないで下さい」

「そりゃそうだ」


 最もな疑問だったがお前が言うな、という感じだ。ことさら冷たく突き返したエリシアに男はまた面白そうに笑い返した。



「ノスリさんっっ!!!」



 唐突にその場に声が響き、遅れて足音がカシャカシャと聞こえてきた。二人して音がするほうへと視線を向けると一人の少年が駆け寄ってくるところだった。

 男と同じような黒いシャツと白いズボン。動くたびにカチャカチャと音を立て、鈍い光を放つ、使い古されていそうな肩当や脛当、腰当。それに反してまだそれほど使い込まれていなさそうな茶色い革の胸当てや腰に差された細身の剣を見るに、支給品を貰い受けた騎士見習い、といったところか。後ろでひとつに纏められた茶色い髪がピンピンとあちこちに跳ねた、まだ15歳くらいの、あどけない顔立ちの少年だ。

 男をノスリと呼んだ少年は駆け足で一気に男との距離を縮めたのはいいが息が続かなかったらしく、その場で膝に両手をつくように俯いて荒い呼吸を繰り返す。


「おう、ログ。なんだ? ンな慌てて」

「あ、あわ、てて、、、じゃ、ない・・っ・っす、よ・・・っ」


 自分の真横まで駆け寄ってきた少年を見下ろしながら暢気にそうのたまったノスリを、ログは恨めしそうに見上げながら荒い呼吸の中でも何とか言葉を捻り出し、苦しそうに咳き込んだ。

 何度か咳き込み、大きく息を吸って肺を落ち着かせながらエリシアの方へと視線を向ける。次の瞬間、灰色の瞳を大きく見開いた。


「あ・・・っ! トイレの君!?」


 その指をささんばかりの態度と言葉にエリシアの顔が引きつる。本当に浸透してしまっているのか・・・、と先行きが真っ暗になったような気がした。

 一方、相手もエリシアの反応に気付いたのか、自分が言った言葉に思いたったのか、そろりそろりとノスリの後ろ側に回り込み、エリシアから距離をとる。


「す、すすすすいませんでした、お嬢様っ!! えっと、その、けっして侮辱したとかそういうのではなくてですねっ」

「今の言葉のどこが侮辱じゃないと?」


 少年の慌てっぷりに素で突っ込んでみたら、さらに恐縮したようにログはその場に縮こまった。


「ちがっ、違いますっ! その、確かにその、あーっと、言葉は悪いですけどっ でもいいほう、そう、いいほうに言ってるだけで、けっして悪意なんてっ!」

「悪意なく人をトイレ呼ばわりするんですか、騎士の方って」


 これ以上その噂広めるなよ、という圧力を込めてエリシアがゆっくりと微笑むと、ログは見る見る顔色を悪くして俯いた。隣で様子を伺っていたノスリが苦笑してログを庇うように一歩踏み出す。


「そうカリカリすんな便所姫。噂話なんてのはすぐ広がるモンだろ? コイツ責めたって意味ねーし。

 ま、そもそも言い出しっぺはオレだけど」

「・・・―――っ!!」


 お前の所為かっ!!!


 ノスリのあっけらかんとした物言いに気を取られ、その内容に気付くのに数瞬を要してしまった。もはや便所姫がどうとかではない。何でこの男、王宮に仕えてんの!! 何で今僕にちょっかいかけてきてんのっ!!

 ノスリに対しての激情が胸を満たす。けれどエリシアはお嬢様だ。ぶん殴れないし罵れない。ベキベキと籠の取っ手を捻る事でなんとか耐えながらエリシアは冷静になろうと深呼吸を繰り返した。

 あんまりだ。だから外に出たくなかったのに。

 そんな心境までは顔に出ていなかっただろうが、エリシアの代わりにその手元を見て若干顔を引きつらせたログがノスリを見上げながらこそこそと打ち明けるように小さく注意する。


「便所姫って・・・っ! 失礼っすよノスリさんっ」

「お前だって言っただろ?」

「言ってません! そんな侮辱してないっしょ!? 人聞きの悪い事言わんで下さい!!」

「言っただろ、トイレの君って。直訳したら便所姫じゃん」

「直しすぎっすよ!!」


 ベキンッ!


 掛け合い漫才のような剣士二人の言い合いにとうとうエリシアの手の中で籠の取っ手の繊細な編み込みに複数の裂傷が走った。思いのほか大きく響いた破壊音に二人の視線が同時にエリシアの手元へと向かう。


「漫才に付き合ってるほど暇じゃないから。消えてくれない?」


 吹っ切ったように盛大に浮かべたエリシアの笑顔+平坦な声音にログの顔がさらに引きつりを増した。が、直後、焦ったように空に視線を投げ、「あーーーーっ!!!」と大きく声を上げる。


「っていうか、こんな事してる場合じゃないっす、ノスリさんっ! ラダルさんが呼んでたっす!! もうめちゃくちゃ怒ってったんすよ! 朝会サボるから!」

「べっつにあんなモン出なくったってなんも変わらんだろ?」

「何言ってるんすかっ 昨日登城してきたお嬢様達がいるっしょ! 警備を厳重にして万一の事などないようにしろってさんざん言われてきたじゃないっすかっ!」

「王子の相手に手を出す馬鹿がいんのかよ?」

「わかんないっすけど、常より護衛する人が多いんすからもっとちゃんと身を入れてください!」

「へーへー」


 灰色の瞳を吊り上げて捲くし立てるログに気のなさそうな返事をしながらノスリは拒絶の空気をかもし出すエリシアを見て肩を竦めた。


「オレだってちゃんと仕事してんだろうが。便所姫が森に入りかねないからその前に止めたんだぜ?」

「あー、そっか。――って、また!」

「もういいだろ? 便所姫で慣れてんだから」

「許可した覚えはないけどね」


 相変わらず軽い感じのノスリにエリシアの底冷えした声が続く。ビクっと反応したのはログだけでノスリは素知らぬ顔だ。この騎士ではありえない傭兵特有の図太い神経、どこか義父を思い起こさせてイライラする。

 ひび割れて脆くなった取っ手から本体へと持つ場所を変えたエリシアの腕の中で、今度は籠自体がミシミシと音を立て始めた。

 笑顔で籠をミシミシ鳴らすエリシアを見て、ログが「ノスリさんっ」と小さく咎めたがノスリは一向に態度を改める気配などなくニヤニヤと笑うのみ。もうそんな態度に慣れているのか申し訳なさそうな顔をしたログは小さく肩を竦めてその話題を放置し、エリシアの方を見てどう言おうか考えるように視線を彷徨わせながら別の言葉を紡いだ。


「あの、ですね・・・あの、その森には入らない方がいいですよ。深くて暗くて迷うんです。毎年、その・・・死者も出るような場所で―――」

「そこにはトーキーも住んでてな。翼を持った白い馬だとか」

「“幻種”の天馬!? 本当に?」


 ログの言葉に割り込むように言い放ったノスリの言葉に思わず食いついてしまった。だって“幻種”など今まで生きてきた中でまったく見た事がない。


 通常のトーキーは普通の生き物と同じ姿をしているが、“幻種”と呼ばれる一部のトーキーはその限りではなく、他の動物と混ざり合ったかのような、まったく別の生き物のような、とにかく幻と呼ばれる生き物の姿をしているらしい。そう言い伝えられている。

 さらには寿命も長いらしく、幻種の中でもトップクラスの竜にいたっては不老不死だという話だ。だからか、幻種の血肉は万病の薬にもなるといわれ、それはそれは莫大なお金が動いているが、未だ幻種が捕らえられた等という話は聞いた事がない。

 彼らは皆頭がよく、類まれなる身体能力と人間嫌いの心を持っているというから、まあ見つからないのも無理はない。むしろ竜と巡り合えたセスティア国初代国王が凄すぎるのだ。


「いる、らしいぜ? チラッと遠目でこの森に下りるのを見かけたってヤツがいるんだと。はっきりとした証言じゃねーけど」

「でも! けっして見てみようとか思わないですよね!? 亡くなった方々はその、全員とはいいませんがその天馬目的で森に入ったりしたとかで」

「トーキーが人を襲っていると? この国で?」

「いえっっ! そんな事あるはずがありませんっ!! 勿論死因は別だって事はわかっているんですが、大の大人でも迷ってしまうほどの森なんです。どうか入らないでください」


 必死に言い募って森に入るのを止めさせようとするログにエリシアは曖昧に笑って頷いておいた。確かに直接殺す事はなくても、悪意を持って近づいてきた人間を迷わせる事ぐらいはしそうだ。

 本当は幻種と呼ばれる者をちょっとだけでも見てみたかったが、危ない橋を渡ってまで見たい訳でもない。エルトだったら好奇心優先で入ったりもしただろうが今はエリシアだ。最優先事項がちゃんとある。

 人が何の準備もなしに入る部分はせいぜいこの森の入り口が見える範囲だけだろうな、と森の中を透かし見、視界に入った暗がりに潜む白色に息を呑んだ。

 ところどころ日差しが差し込む森の中はそれでも薄暗く、奥に行くにつれ闇がわだかまったかのように木々の輪郭をなくし色彩を暗く沈ませる、その奥の方になにやら闇に沈まぬ白がうすらぼんやりと見える。


 そんな、・・・―――――まさかアレが?


 予想外の光景に息を詰めて森の奥を見つめていたエリシアの耳に、チャリッ、と小さな音が飛び込んだ。あまりの音の近さに反射で視線を走らせると左右の剣の握り手をゆるく握り締めたノスリがいつの間にか真横に立っていた。


「!!!」


 まったく気配に気付かなかった。

 咄嗟に飛びずさるように一歩後ろに引いた拍子に森の入り口の木を背中で叩いてしまい、衝撃でしなった木の音に奥の方に佇んでいた白がヒョイッと一回飛び跳ねる。エリシアの立てた音に紛れるように一回ザッと音を立てて踵を返したその生き物は、まだらに浴びた日の光のスポットライトに鮮やかな白を浮かび上がらせながら森の奥へと無音で駆けて行った。


「・・・・・・」

「・・・・・・」

「・・・・・・」


 沈黙だけがその場を支配する。

 ゆるりと剣から手を引き、張り詰めた警戒態勢を緩めたノスリに、エリシアは無意識に張っていた緊張を少しだけ緩ませながら最初の場所から微動だにしないログの方へと視線をやった。目を見開いて硬直したように森の奥を見つめていたログが呼吸を思い出したかのようにヒュッと大きく息を吸う。


「ぃ、いいいいいまのってアレっすよね!?! おっきくて白くて一瞬っすけど馬みたいに見えなくもなかったし翼とかは確認できなかったっすけどさっきまで話してたアレっすよね???!!! 間違いないっすよね!!!」


 興奮したようにどもりながら叫ぶログの口調はもう素のままだった。きっとここが何処だとか相手が誰だとかすっ飛んでただひたすら今見た事実の確認がしたいのだろう。その気持ちは良くわかる。ここにいるのが村の見知った仲間や家族だったならエリシアも思いっきり叫んでいた。


「あーー、じゃねえの?」

「っっすよね!? っすよね!?! うっわぁ~オレ初めて見たっすよどうしようっマジ自慢出来るっ!! ホントにいたんすね!オレ嘘かと思ってま――ッだっ!!」


 頬を赤くして捲くし立てるログとは反対にひどく素っ気ない口調で言ったノスリは一瞬だけ森の奥に視線を走らせ、ぼりぼりと頭を掻きながらログの方へとゆっくり歩み寄り、その頭を一発叩いてその口を閉じさせた。

 呆れたように溜息を吐いて頭の痛みに俯いたログの襟首を掴みあげる。


「姦しくくっちゃべってんじゃねーよ。さっさと行くぞ。呼ばれてんだろ?」

「ぁ、、、わぁあああっ! そうっした!! ヤッベっ めっちゃ怒られるっすよ!」

「筋トレ程度で済みゃあいいがな」

「オレもう石を抱えて走りたくないっすよぉ・・・」


 ノスリは現実に戻され即効で落ち込んだログの頭を左手で髪をかき混ぜる勢いで撫で、その手でそのまま城の方を親指で指し示しながら後方を振り返った。黒い瞳がエリシアを見据える。


「おい便所姫。あんたももう帰ったらどうだ? 朝食の時間だろ?」

「・・・・・・・・・そうですね」


 ついでのように言うノスリを暫く見つめた後、エリシアは小さく頷いて軽く自分の格好を整え、足を踏み出した。一回だけ森を振り返ってからノスリとログの横をすり抜けて自分のやって来た道を引き返す。姿勢良く、を心がけながら歩くエリシアの後方で一定の距離を持って二人の声が聞こえてくるから後からついてきているのだろう。気配だけでそれを確認しながら先ほどの事を思い出す。

 白い影を見て吃驚、興奮したエリシアやログと違い、ノスリが森へ向けたのは明確な殺気だった。それはセスティア国の人間じゃないから出た条件反射なのか、要人を守るべく働いた純粋な護衛の本能なのか、それとも、――――――狩るつもり、だったのか。


「んじゃ、便所姫。オレ達ここで行くわ」

「ええ。二度と会わなくていいよう、祈ってます」


 迷路のような生垣を越え、城の近くまで出てきたエリシアにノスリがにやりと笑いかけ、エリシアもニッコリと笑って見せた。ノスリの隣でログが恐縮そうにぺこりと頭を下げ、二人はそのままエリシアとは別の方向へと歩みを進める。

 暫くその背中を立ち止まったまま見送り、小さくなってようやく元来た道へと踵を返したエリシアは両手に抱えた籠の上に大きく息を吐き出した。

 あの時の男の真意がはっきりするまではわからないが、もしも狩るつもりだったのだとしたら―――


「・・・やっかいな男だな・・・」


 ポツリと周囲には漏れない程度に呟いて城の方へと歩みだした。



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