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脱出



━━━━━━


 宗介side



「それで…蒼さんはこちらの組織に寝返ると言うことでしたか?」


 東条は以前の白衣姿から衣服を変えて、似合ってねぇ高いスーツに白いマフラー。


 マフィアのボス気取りかよ。服に着られてるぞ。口に咥えた葉巻は吸い口のカットがされてねぇまま燻された跡がある。

 ダッセェ……。プレミアムシガーが泣いてるぞ。吸い方知らないんならやめとけ。



「そうさな。俺があの手この手で虜にしてやったんだ。」

「おお、私と同じですか?」

「…そうだな。」


 顔が引き攣りそうになる。お前が絆したと思ってるキキは今ファクトリーで薬を作ってるがな。お前を滅ぼすために。


 


「私の方はキキが見つからないんですよ…でもあなたが来ればご両親達も励まされるでしょうね!こちらとしても歓迎します。よくやってくれました!」


 ウッキウキの東条。大丈夫そうだ。通じてる。


「あぁ、その蒼の両親は?」


「あれは小さなラボの中に監禁しています。当分は丁重に扱いますよ。あれは元々こちらの組織の人間ですし、大変有能ですから。

 人質にはできませんね。二人とも揃っていないと意味がないようです。

 延命試薬を飲んだ組織の人間が赤子に戻ってしまいましてね…」


 まさかとは思ったが、やりやがったな…。



「あれではダメだと金を出してきたクライアント達がお怒りなんです。私も医者の端くれですから分かりますが。複雑な式を必要としていますし…調整が難しいようです」


 ヤブだろ、お前。アイツら意図して研究進めてねぇのに気づいてないとは。



「はーん、なるほどな。カネの種は大切にしておけよ。これから先も使わなきゃならん。

 それより先にファクトリーをぶっ潰すんだろ?捕虜はどうした?」


「中々しぶとくてねぇ。逃げようとするので多少痛い目を見ていますよ。足の腱を切ろうとしたら大人しくなったので、今は様子見です。情報を吐かせなければならないですし…そろそろクスリが必要かなと」


「ああ。あれか。アイツ結構使えるぜ?薬を使う前に俺が説得してやろうか?」


「難しいのでは?仮にもナンバースリーだった男が説得に応じるでしょうか」


「コイツがいるだろ?」



 蒼の顎を掴んで、引き寄せる。

 静かに瞬いた蒼が微笑む。

すまん。他意はない。いやあるが。一回だけだ。

瞬きで是非を問う。蒼が了承を返して、唇を重ねる。



「…っ」


 深く重ねて、わざと音を出す。雫を口の端から垂らした。

ファーストキスなんだけどな。俺は。



「承諾か、絶望か。ってなどうだ?」

「す、素晴らしい…なるほど…」



 蒼の顎をから手を外し、抱きしめて背中を叩く。

 《すまん》

 《へいき》


 俺のすまんは、本気の謝罪も含む。役得だ。マジですまん。にやけてしまう。…アイツら怒るだろうな…。



「ではどのように?」

「拷問部屋に連れてってくれりゃいいだろ」

「いや、あそこは汚れていますしここが一番いいでしょう。蒼さんに血は似合いませんよ。

 大きなソファーもあるし、そして目的としては最高の部屋ですよ。おい!連れてこい!」



 チッ。一番奥に連れてこられたら慧を桃に任せられねぇじゃねぇか…参ったな。




「それに、蒼さんがこちらに入るというなら証明してもらいます」

「あ?俺の女を疑うのか?」

「ほ、保険ですよ…ここで関係性を見せていただきましょう。そうすれば信用できます。私も愉しみたいんですよねぇ」


「…チッ」

 めんどくせぇことになっちまった…。


 《わるい》

 《ばか》


 背中を叩くと、瞬きで返事が返ってきて手のひらをつねられる。

俺のせいじゃねぇ!こいつが変態なんだ!




「あ、来ましたよ!」


 両手を繋がれて上下真っ黒の隠密姿だった慧が連れられてくる。

傷だらけで殴られたり蹴られたりして真っ白になっちまってんな…。血だらけで顔も腫れてる。

 足は無傷だ。拷問するやつも素人だな。これなら歩ける。


 慧の姿を見た蒼が体を硬くする。

蒼の手を握りしめて、目を合わせる。落ち着け…落ち着け。今暴れたら全てがパァだ。



「……」

 気丈に引き締められた目がわずかにゆらめき、そしてそれが止まる。


「蒼…どうして…」



 蒼の姿を見た慧が明らかに動揺してる。まさか来るとは思ってなかったんだろうな。

でも、蒼だぜ?止められるわけねぇだろ。


「悪いな、蒼は俺のモンだ。東条のボスにギャラリーとしてお呼びだてされたんだ、お前は」

「……チッ。クソが」


 おい。演技じゃねえだろ、その舌打ち。顔が怖ぇよ。


 


「では、頼みますよ。私たちは別室で見させてもらいますからね!」

 まずい。カメラ付きか…。

 

「お前達、銃を出せ」



 東条達が出ていくが、最後に残ったSATが手を差し出す。仕方ねぇ…。蒼と二人、ハンドガンを手渡す。

 ボスよりこっちの方が優秀だな。

 ハンドガンを取り上げたSATも出て行き、扉に鍵が閉められる。



 《なぜ連れてきた》

 《わかるだろ。怪我は?》

 《問題なし》


 あー、目がしぱしぱするぜ。年取ってからアイコンタクトはきつい。

どーしたもんかなぁ。もう一度部屋を見渡してみる。


監視カメラの位置…ドアも見えてるな。悪趣味なガラス張りの箱、ガスの穴が空いているのは一面のみだ。

 カメラの画角からして…。


《ハッキング成功。死角は慧の背後、部屋の隅》


 千尋の声…見てんのかぁ…やりづれぇ。殺意がひしひしと伝わって来るんだが。



 

 蒼をソファーに引き倒し、組み敷く。

 

「やっ!だめ…」

「あ?しょーがねーだろ…黙ってろ」

 身体をくっつけ、蒼の鞭を腰の下に隠す。服のボタンを外しながら慧にハンドサインを送る。


「やめろ!!蒼に手を出すなっ!!」


 

 走り寄ってきた慧の拳を受け止め、ベルトにアーミーナイフを差し込んだ。

手のひら全体に力を込め、掌底で突き飛ばす。


「くっ…」

「…乱暴しないで…」

 

 お前ら若干の本音を含ませるのやめてくれ。

俺がひでぇ奴みたいだろ。グーじゃねぇんだから加減したんだよ。

 

『おや、フレームアウトしてしまいましたか…悲痛に歪む顔が見たかったのに…仕方ないですね』


 確認どーもな。


《バカの言うとおり、慧は完全にフレームアウトしてる》

 

 腕を組んで慧を眺める。ん、大丈夫だな。

ガラスをペタペタ触って調べてる。


 《ナイフで穴開け、鞭で打撃》

 《了解》



『どうしたんですかぁ~?さっさとやってくださいよ。こっちは準備万端ですよぉ〜?』

「ウルセェな。旦那のせいで萎えた。

 言われてすぐにヤレるかよ…て言うか説得を先にするんじゃねぇのか」


 …なんの準備だよ。ふざけんな。


「先にヤッてからにして下さい」

「はぁ?な、何でそうなる??」


 いてぇ。蒼が散々つねってくる。

 仕方ねーだろ…。



『さて、ではお手伝いしましょう。私も早く見たいのでねっ!』

「は?」


 壁の穴から妙な匂いが漂い始めた。

まずい!ガスか?殺す気か?!

………いや、違う。


『即効性の媚薬ですよ。蒼さんは良くご存知でしょう?改良してますので男性もバッチリ効きます!』


 蒼がげんなりしてる。 

「またこのパターンなの…?」



 いや、ぼーっとしてる場合じゃねぇ。

 呼吸を落とし、息を浅くする。

蒼も同じようにするが…俺も知ってるぞこれ。かなり強いやつだろ。

 独特の…シナモンみたいな匂いが鼻の奥にツンと広がる。ホルモンに作用するブツだが改良したってのは本当なのか?

液体ならまだいいが、気化されたものは効果が強すぎて子供によくねぇ。ドンパチ覚悟で逃げるしかなくなったな。


 インカムを3回叩く。

 緊急避難の合図だ。

 

 《準備しておく》


 スバルの声も怖ぇ。

 ため息しか出ないまま、慧を見つめ、睨み返される。その鋭い目のまま頷きが返ってくる。

 

 《車、10M》

 《了解》

 


 あーあ。蒼に手出しするふりして時間を稼ぐしかねぇ。おい、大人しくしてろよ。お前一生使われねぇんだからな。

 自分の下半身を見て、ため息を落とす。


「……宗介…」

「おう…」


 ソファーに横たわったままの蒼にもう一度被さり、服の布を割いて音を出す。

 慧が動き始めた。


「ん…宗介…きゃあっ!やだっ!」

「良い声で鳴けよ!旦那に見せてやるんだからな!」

「やめろ……やめてくれっ!!蒼に触るな!!」


 散々服を破いている中で、蒼の目がじっと俺を見てる。あんまり見るなよ、ガス吸ってんだから理性がなくなるぞ。


 ギシギシと音を立てながら、画角を確認しつつ蒼の体に触れる。

 目をつぶって、蒼が声を出す。いちいちソファーを軋ませなきゃならんのがきつい。

 ガチの反応が一人いるからやりにくいな…。目つきがどんどん鋭くなってやがる。




「や…恥ずかしい…やめてよぉ」

「何だよ、見られて興奮してんのか…?」


「やめろ!ちくしょう…蒼…っ」


 本当にやりづらいんだが。慧のやつが泣き出しちまった…。




『何か変な音がしてないか?』

『別に聞こえませんけどねぇ?いい声です。最高だなぁ!画角が変えられないのが残念だ。体が見えない』

『…悪趣味…』



 あーっ!くそ!!!音が足りねえ。慧が冷や汗をかいて手を止めてる。

 蒼が俺の手をとって、頷く。

 クソッタレ…。


 胸元から服を引き裂き、蒼の体が顕になる。

俺は完全に試されてる。媚薬が回って、頭がくらくらして来た。

 蒼の声が耳の奥に染み込んで、生理現象が起きる。


「…若いねぇ。元気だねぇ」

《素になるのやめろ》

「宗介…噛んで…」

「マジかよ」

 《バカ!》


 くそぉ…。

 

「ひゃっ!痛っ!…《ちゃんと唇あてて!》…」

「うう…!」



 蒼の肌に唇を押し当てながら、局所を外して滑らせて、なるべく音を立てて、ひたすら蒼が声を出す。椅子をしならせたりするしかない。もう布がねぇ。流石に下を剥ぐのは俺がまずい。

 蒼の肌の温度が上がって来てる。

 まだか…。お互い汗をかいて、顎から滴り落ちた。




『いつまでちんたらやってるんですか?さっさとしてくださいよ』


「ウルセェな…」


 自分の腰のベルトを緩めて、ジッパーを下ろす。

 蒼を抱きしめて、鞭を自分の腰の後ろに移して膝の上に蒼を乗せた。

 

 セーフだよな?布があるからな!?




「本当にクソッタレだな…」

 

 参ったな。理性的にギリギリだ。

 椅子が勝手に音を立ててくれる。二人分の体重だからな…。

蒼が眉を顰めて、必死に耐えている。

 声を出さなきゃならんから蒼にガスが染みていっちまう。息がつづかねぇ。

 早く、早くしてくれ…。頼む。


 青くなってきた蒼の顎を掴んで唇を重ね、酸素を送り込む。

 息を切らした蒼が必死に吸い込み、涙を溢した。ちくしょう。何だよこれ。拷問より辛いじゃねーか。


 理性の糸が焼き切れそうだ。それを必死に繋いで、熱くなっていく蒼が落ちないように背中を支えた。

 

 蒼が目を閉じて、涙を流し続ける。

 

 これは悲しくて泣いてんだ。

蒼が愛して、自分を委ねている男の目の前で、俺に触られて泣いてる。


 それでも俺が衰えないのは薬のせいなのか、それとも蒼への想いがあるからなのか。


 俺も泣きそうだ。苦しい。体も心も焼け落ちちまう。


 

 俺の手が勝手に蒼の膨らみを掴む。その手を反対の手で押さえて、唇を噛み締める。

 噛み締めたそこから血が滴り落ちて、鉄の味が口の中に広がった。


 涙をこぼした蒼がそっと頬に触れてくる。

心配なんかしてんじゃねぇ…。お前は本当にいつでもどこでもそうなんだな…。

 じわり、と胸の中の古傷が痛む。

 風化したはずの傷が蒼の心に触れて、鮮血が滲み出す。




 すきだ。好きなんだ。

 ずっとお前のことが好きだった。


 長年会いたかったお前が、やっと会えたのに人妻になってたって好きなんだ。諦められねぇ。

 俺が夫にならなくたって、手に入らなくたって、死ぬまで一緒にいたい。


 だからこんな形で結ばれるなんて、ゴメンなんだよ!




 ポケットから取り出した長針を太ももに突き立てる。

深く沈めて、その痛みで理性を引き戻す。

 俺の武器を自分に使う時が来るとはな。先端がカエシになってるから、突き立てては引き抜き痛みを増やす。蒼の体でカメラに見えない場所がここしかねぇ。


 慧に視線をやりながら、痛みによって生まれた冷や汗が流れ落ちる。




「ぐぅ…っ」

「そ、宗介?!」

「ウルセェ。もっと動け!旦那の前で…うぐっ…愉しみやがって!!サイコーだぜ!」


「うう…っ、酷いよ…ぐすっ…何でそんな事してるのぉ…っ」


 蒼までホントに泣き出した。止まるな。動け。音を出すんだ。疑われちまう。

 腰を掴んで、蒼の動きをサポートする。

いてーな。動くたびに太ももがズキズキしやがる。だが、おかげで正気が保てる。




 蒼が手のひらを広げて胸に置く。親指からそれを折り、カウントが始まる。隙間から見える蒼の目は真っ赤だ。

 今は、俺のために泣いてくれてんだよな?

 俺のための涙なんだ。

 すげー、嬉しいな…。



 太ももから長針を抜いて、カバーに戻す。筋肉に力を入れて止血。

 あーいてぇ。

蒼に鞭を手渡して、泣いたままの蒼が瞬きした。


 慧が扉から離れた。

 いいぜ、お前の馬鹿力が本当に役に立った。大穴があいてんじゃねーか。

《N25° 下から45cm、七時から二時へ振り抜け》

《了解》



 3.2.1……


 ━━━━━━


「慧…慧…ごめんね、こんなに…痛い思いさせて」

「蒼のせいじゃないよ。俺こそごめん」

 

蒼が慧の頬を撫でる。撫でられてる方は顔が真っ赤だ。完全にガスを吸っちまってる。

 車に揺られながら、二人は眉を顰めていた。


 


「慧、脱臼を戻していいか。追っ手も警戒したいんだが」

「ん…頼む」


 俺が慧の腕を掴み、肩を支える。

 蒼が慧の頭を抱えて力を込める。

 静かに目を閉じた慧。


「行くぞ…3、2、1!」

 

 関節がゴキッ、とはまる感触が伝えられる。

慧は声ひとつ出さずに、蒼の腕の中でじっとしている。大したもんだ。結構痛いんだぞ、これ。

 


「痛いの我慢しなくていいのに」

「ううん、なんともない。生きて蒼に会えたから…胸がいっぱいなんだ」

「…慧…」


 慧は顔が真っ赤なままで、蒼から顔を逸らして目線が飛んでくる。縋るような眼差しだ。


 

 

「俺と蒼はもう抜けてる」

「うん、わかった」


 慧からナイフを戻され、ついでに蒼が抱えて寄越される。


「な、なに?なんで?」

「俺、危ない。今までで一番やばい。」

「大人しくしてろ」


 蒼と慧の間に自分を挟み、蒼を端っこに寄せて腕の中に閉じ込める。

 

「いてて…」

「はっ!宗介、足の止血しなきゃ!」

 


 

 止血紐を手渡すと、蒼が手際よく巻いてくれる。

まぁまぁ痛えな。こうしてもらうのは久々だ…。


「もう!もう!こんなに刺して!」


 俺のアサルトスーツの上着を羽織った蒼の声が車内に響き渡る。

 

「何で自分で刺したの!何回も刺すなんて…痛かったでしょ…」

「…蒼、ちゃんと座って。揺れるから」

「…ごめん」


 声をかけてきた、運転してる桃の顔が真っ赤だ。まぁ、そうだよな。散々声やら音やら聞いてたもんな…。




「仕方ねーだろ、俺だって欲があるんだ。好きな女が目の前に居てなんも反応しない奴がいるか?」

「そ、それにしたってでしょ!」

「こんなもの怪我のうちにも入らん。気にしてんじゃねぇ」

「うぅ。うぅ!」

 

 蒼が腕にポスっと頭を押し付けて、唸る。

腕を回して抱きしめても文句言われねぇ。こりゃいいな。


 柔らかい感触にあたたかい体温に、じわじわ胸の中があったかくなる。古傷の血は流れたままだが、いいんだ。お前のためになら血を流し続けてやる。諦めねぇからな。

 

「今日は役得だな…」

「ばかっ!」


 心の声が漏れちまった。ペチペチ叩かれて、蒼が胸元にことんと頭を落とす。




「ぐすっ…あいつら…絶対許さない…ライフルで脳幹撃ち抜いてやる…」

「おーこわ。でもあの様子じゃ直ぐはこねぇぞ」


「SATは、動けるでしょう?」

「お前東条ボコボコにしてきたんだぞ?そもそも火種を起こさないように苦労してたんだが」

「部屋を破壊した時点で無駄だよ。そもそもあのSATの人は何か勘づいてた。」

 


《「準備はしておくべきだな、昴」》

《……あぁ……》

「うわ怖っ!」


 桃が言う通り、ひっくい声の昴から応答が返ってくる。

こりゃ一発もらうくらいで済むのか?ボコボコは勘弁してほしいんだが。



《「昴、怒らないで。千尋も。私は無傷で、慧も奪還できたし、東条はやっつけてきたから」》

《わかってる…帰ったら風呂入ってくれ。用意しておく》

《「う、うん…」》

 

 昴の声しかしねーが、銀と千尋の静かな怒りまで伝わってきやがる。帰りたくねぇな。

 

 

「はぁ…あのまま一発抜いときゃよかったかな」


《宗介…聞こえてんだよこの野郎。日課の夜練楽しみにしてるからな…》




 千尋がガチギレじゃねーか。

 まあいいか。これで火種は投下されただろう。


 ようやく戦争の始まりだ…。





2024.0619改稿

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