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最終話
極寒の2月があっという間に過ぎ去り、3月になった。
朝の4時半に起きての濡れタオル配布業務は、それなりに過酷だった。
しかしやっていることはジョギングのようなものなので、それほど苦も無く仕事をこなすことができていた。
ライン都市に住みつつ、たまに旧型都市の繁華街などに行って娯楽を楽しむ。
特にこれで何の不満もなかった。
それから私は亜香里に誘われ、『旧型都市を守る会』に入会することにした。
入会量や年会費などは一切無かった。
ライン党は着々と勢力を拡大している様子だった。
将来的に社会がどうなっていくのかについて、今の私には分からない。
ただ、適応し、快適に暮らしていくための努力の継続をするのが一番だということは分かっている。




