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私って...  作者: 素面ニオ
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4話 生徒指導

〜2章「先生」 〜

家出事件の次の日、生徒指導室で話をすることになった。

呼び出しがかかった。

ガラガラ。

2人で声を揃えて言った。

「失礼します」

もう何のことで呼び出しがかかったかわかっている。

警察の人が、「今回のことは、あなた達の学校に話は行くことになっていますからね」と言っていたのは本当だった。

ということは、やっぱり、家出のことと夜遅くまで外にいた事の両方で話が進むだろう。

「先生はショックです。成績優秀な岡山さんと友山さんがこんなことをするなんて思っていませんでした」

「はい 」

「昨日の夜、学校に連絡が来ました。

あなた達が家出したこと、夜遅くまで外にいたことの2つのことを警察は、学校に連絡してきました」

「第3学年の先生方がお時間を使ってまでそろっくれているので、しっかりと話を聞いて反省してください」


話は1時間続いた。

「ということで、あなた達2人は、他の生徒から目のいかないこの生徒指導室で今日から勉強してください」

「はい」

今日からゆいちゃんと2人で勉強することになった。

違うクラスだから一緒に勉強出来ると思ってなかったからとても嬉しい。

「あかりちゃん」

「なに?ゆいちゃん」

「今日から一緒に勉強できるね!!」

「そうだねー」

はぁ、もうやだーー。

死にたいよ。

生きるのしんどい。

私なんか...私なんかいなくなってもいいの。

私にはいいとこなんてないし。

優等生としているのは疲れた。

もうこんな人生イヤだ!!

「あかりちゃん?目しっ死んでるよ」

「だいじょーぶ〜うだよ〜」

「あやしい〜〜〜」

「フェっ?うそっ?」

「あやしいよぉ〜〜」

「・・・・・」

「んふふふっ」

「んふふふふふっ」

「やっぱり」

「やっぱり?」

「だいじょうぶじゃ」

「ない!」

ヴェあぁぁぁぁぁぁーーーーー。他の人に言ってしまった。ポカーーん.....

ふぁぁぁぁぁぁあああ、どーしよーどーしよどーしよ〜〜〜

他の人に言うと「ヴェあぁぁ」となってまうのが中3のあかりだった。

今日も1日憂鬱なのかな?


お昼になった。

「あかりちゃん、おっお昼食べよう」

「うん、食べよっっ」

「給食は、先生が持ってきてくれるからね」

「わかってるって、あかり」

ゆいちゃんは、すごく顔を真っ赤にしてお昼を誘ってきた。もしかしたら、ゆいちゃんは校外学習とかの弁当の時1人で食べてた子なのかもしれない。

ガラガラ

先生がきた。

「給食です」

「ありがとうございます」

優等生オーラを出して言った。

今日の給食は、パンと牛乳と肉じゃがと味噌汁だ。

今日は、普通のものだ。

「ハムっ、今日のパンは、パインパンだぁ〜」

「ほっほんとだ」

ゆいちゃんは、パインパンが好きなのかな?

「おいしぃー」

「ジュジュジュっ、味噌汁、味噌辛っ」

「うっそ!ジュジュジュ、うそじゃないの!」

15分くらいたって食べ終わった。

「ごちそうさまー」

もういやだ!!

もういやっっ。

人生という仕事たいしょくしたい。

イヤイヤイヤーーーーーーーーー。

「....」

「どうしたの?」

「なんでもな...い」

「あかり!!!」

バタッ

ドスン!

あかりは倒れた。

「あかり、あかり」

「ね、あかり!しっかりして」ヨソヨソ

「あかりーーーー」

「あかり」

「あかり!!!」

「アカリ」ヨソヨソヨソ

「あかり!目を覚まして」

「あかり!!!」

「目を覚まして」

「もっともっとあかりと色々なことしたいから」

「だから、あかり!目を覚まして」

「「あかり!」」

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