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【第4回】バトンごっこ

設定・・・「涙の魔法」完結後に実行

ちょうど1年前の今日投稿され、わずかながらも様々な人の目に触れていただけた三人の物語。

それを記念して、ちょっとだけバトン形式トーク。

豊島「まだ続いてたのか、このネタ」

茂松「そもそもなろうで俺らの話書くの飽きたろ、筆者」

菜々「それがなんとですね、筆者のなろう利用開始、ひいてはあたしたちがなろう進出した日から、丸一年経ったそうなんですよ」

豊「ふーん」

茂「ほーん」

菜「ぬーん」


 ――祝えとまでは言いませんが、もう少し興味持ってください。




1)この1年を振り返って、どうでしたか?


菜「熟練のやるやる詐欺師の筆者が、一応本編をきっちり完結させたことに、素直に驚きました」

茂「ほんとそれな」

豊「とはいえ、なろうに投稿始めた時点で、もうラストシーンまで出来てたんだろ?改稿はまんべんなく手掛けただろうけど、本編を新規に書き足したのって、アンコールとエピローグの9ページしかねーじゃん」

茂「いや、厳密には10ページだな」

豊「え?数え間違えたか、俺?」

菜「第四章5ページ目。サブタイ『彼女の何もかもを狂わせた男』です」

豊「あっ…………察し」

茂「そこだけページ飛ばしたまま投稿し続けて、死に物狂いで新規に書き上げたんだったな」

菜「物語の中枢とも言える、離婚の回想シーンでしたもんねえ。仕方ありませんよねえ」

豊「色々とごめんなさい…」

菜「ま、ぜーんぜん気にしてませんから。だって、過去なんて綺麗さっぱり水に流せちゃいましたもん。ねー、豊島さん?」

豊「お、おう…」

茂「なんつーかさ、この一年で俺らのキャラがブレまくったことは確かだと思う」

菜「そうですか?」

豊「君が一番顕著だと思われ」

菜「ほえー?」

豊「まさにそういうリアクションだわ」

茂「若かりし頃のなっちゃんは、こんなにあざとくなかった」

菜「今だって若いですもん」

豊「そしてこんなに図々しくなかった」

菜「愛されキャラになるためには、その時代のニーズに柔軟に順応できるスキルがないと」

茂「こんな過疎作品に需要なんてありません」

豊「はい論破」

菜「うにゃー!」

豊「あざとい」


2)クリスマスイブで本編が完結しましたが、来年のクリスマスまでにどんな変化があると予想しますか?


菜「そりゃもちろん、カナちゃんさんもリア充の仲間入りをですね」

茂「それなんて無理ゲー」

豊「既存キャラじゃ候補いねーもんな」

菜「奈津美にはお断りされちゃいましたし(※外伝参照)」

茂「まどちゃんは飽きもせずに田辺さんにゾッコンだし」

菜「あー、そういえば今ちょうど、田辺さんと円香さんの外伝進行中でしたね。切なくてほろ苦い大人な関係、すごくいいなー。早く続き投稿してくれないかなー」

茂「筆者に頼み込んでくりゃいいじゃん」

菜「『濡れ場詳細キボンヌ』っと」

豊「やめなさいっ!」

茂「ともあれ、俺があと1年でリア充デビューの可能性なんてねーよ。お前らに続いてホイホイと俺までリア充になんて、そう簡単に…」

豊「いや、まだいるだろ女子キャラ」

茂「あ?そんなヤツいたっけ?」

豊「ケイナ」

茂「畏れ多すぎるわ!」

菜「以前にも増してライブやイベントに足しげく通うようになったカナちゃんさんは、ひょんなことからオフのケイナとばったり遭遇して『いつも来てくれるファンの人ですよね、覚えてますよ』なんて言ってもらえて、有頂天になった勢い任せにデートに誘い意気投合しそのまま」

茂「有り得るかーい!!」

豊「妄想力逞しすぎるわ」

菜「とはいえ、非現実的すぎますね。それに奇跡的にケイナと付き合えたとして、いつものカラオケデートが出来なくなっちゃいますもん」

豊「ご本人様がいるってのに、ご本人様の歌で楽しむなんてできねーしな」

茂「当たり前だ!とにかくケイナ様説は200%ナシ!はい俺詰んだ!」

菜「詰みなんてことないですよ。きっと新しい出会いがありますって」

茂「万が一あったとしても、次のクリスマスまでなんてそんな急に…」

豊「わかんねーだろ。無難に新規キャラとくっつくかもしれないし、もしかすると本編に登場してないけど、既出キャラと縁のある人物なんかが出てくるかもしれないし」

菜「田辺さんの娘さんとか?」

豊「あとはほら、安達さんも娘さんいるし。確か成人したばかり」

茂「全力で勘弁してくれ。いずれにしても俺からしたら若すぎて気が引ける」

菜「カナちゃんさんは手練れの熟女好き、と」

茂「誇大解釈やめろし!」

豊「あながち的外れじゃねーだろ」

茂「自分がいじられてねーからって調子乗んなロリコン!」

菜「冗談はさておき、お姉さんキャラが好きなんですよねカナちゃんさんは。そんなカナちゃんさんと彼女さんと、ロリコンな豊島さんと、合法ロリなあたしと、来年のクリスマスは四人で楽しく過ごせたらいいですねっ」

豊「字面のカオスっぷりが果てしない…」


3)あと1年でこの作品はどこまで進められると思いますか?


豊「ろくに進まない」

茂「はい論破」

菜「撤収ー」

豊「ちなみに、今後の投稿計画は一応決まってるらしいけど」

菜「現時点で進行中の外伝は、田辺さんと円香さんのお話。それが終わったらお待ちかねの、豊島さんとカナちゃんさんの出会いのお話やるんですよねー」

茂「それが終わったら、いよいよ本編の第二期?」

豊「いや、もう一つ外伝挟むって噂」

茂「もはや何が外伝で何が本編やら」

菜「噂の外伝は、すごく特別らしいですからね。内容もトップシークレットで、短編集みたいな形式で投稿してる既存の外伝とは別にして、新規連載扱いにするそうなんですよ」

豊「どうして菜々ちゃんだけそんな詳しく事情知ってるのかは、ご都合主義ってことでツッコまないでおくべきか」

茂「でも外伝だろ?いつもみたいに数ページくらいで終わる内容、わざわざ新規で立てる意味あんの?」

菜「予定では、軽く20ページくらいになるらしいです」

豊「20ページ!?」

茂「もはやそれ外伝じゃなくて、本編の幕間話だろ」

菜「扱い的にはそんな感じらしいですけど、あくまでも内容は外伝っぽいスタンスだそうなので」

豊「いまいちその感覚に理解が追いつかん」

茂「ま、確実に言えんのは、あと1年じゃ本編のストーリーはまったく進まねーってことだな」

菜「よかったですね。リアルタイムで1年間はあたし達、年齢設定変わらないんですから」

豊「喜ばしいというか、ぶっちゃけどうでもいいというか」

茂「てかさ、諸々の外伝終わらせたら本編の続編やるって話だけど、続編の時系列が一期目の本編完結後から数ヶ月後ってのは、マ?」

菜「そうらしいですよ。あたしと豊島さんが付き合い始めたクリスマスイブから数ヶ月経った、春くらいからのお話で始めるそうです」

豊「外伝やらSSやらのエピソード量からして、全部数ヶ月内の出来事ってことにすんのは、無理がある気が」

菜「それこそ、ご都合主義ってヤツです」

茂「充実してんなー、お前らのリアルは」

豊「しれっとお前も加わってんだろうが」


4)相手のここを直してほしい、と思うところはありますか?


豊「唐突に方向性変わったな」

菜「ネタ切れだそうです」

茂「いつも思いつきで見切り発車するからこうなんだよ」

豊「相手の直してほしいところ、か。そうだな…」

菜「ロリコンいじりをやめる気なんてありませんからね」

茂「鉄板ネタだからな」

豊「先手打たれた…」

菜「あたし、いっこありますよ。豊島さんの直してほしいとこ」

豊「え、な、何?」

菜「二人でデートしてる時、あたしは豊島さんと手を繋いで歩きたいんです」

豊「いや……繋いでるじゃん、ちゃんと」

茂「ほうほう?」

豊「にやにやすんな」

菜「繋いでくれますけど、毎回あたしから繋ぎに行ってるじゃないですか。たまには豊島さんの方から手繋ごうとしてくれないかなーって、いつも期待してるんだけどなー?」

茂「だとよ、甲斐性なし」

豊「……うるせー」

菜「カナちゃんさんは自分の恋愛事情をもっと真剣に考えてほしいです」

茂「ゼンショシマス」

菜「棒読みぃー…」

豊「……あのさ。俺も、出来ることなら、菜々ちゃんに…」

菜「ふえ?あたしに直してほしいとこ、あるんですか?」

豊「まあその……そろそろ、さ…………敬語とか……さん付けとか…………もっと、こう、なんというか……ねえ…」

菜「むー?」

茂「……この際だから俺も、お前ら二人に直してもらいてーとこ言っとくわ」

豊「な、なんだよ」

茂「傍から見ててまどろっこしいんだよさっさと爆発しろ!」

豊「やかましいわ!」

菜「どーんっ!」


5)最後に、茂松さんは賢者になっちゃうのでしょうか?


茂「唐突にディスんのやめろし!」

豊「今の調子のままじゃ、不可避だろうな」

菜「いやいや、絶対にいい出会いがありますって。すっごく美人さんで、大人の余裕でカナちゃんさんをガンガンリードしてくれそうな、素敵お姉さんがきっと見つかると思います」

茂「ケイナ様相手ばりにハードル上げないでください」

豊「仮にそんな出会いがあったとして、そんな人だったら俺らより年上の可能性が高いわけだけど、お前的にはアリなのか?」

茂「いや、上過ぎるのはどうかと思うけど、上だろうが下だろうがかけ離れすぎてなけりゃ……別に」

菜「おお!カナちゃんさんにしては珍しく恋愛に前向きな発言!」

茂「べっ、別に、どうせそんなご都合展開なんてねーだろって高括ってっから、ふざけたこと言えるわけで、俺は…」

豊「ツンデレ乙」

茂「やかましーわ!」

菜「カナちゃんさん、余裕で賢者回避でしょうなっ」

丸1年といえど著しく頑張ってたのは最初の3ヶ月くらいでしたが、彼らの物語はまだまだ続きます。

まず、1周年を自分なりに祝えてよかったです。そしてこの作品の一部でも目を通してくださった方々、本編を読破してくださった方々、本当にありがとうございます。これからも彼らの物語を続けていけるように頑張ります。

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