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次世界終末時計 様へ
悲しみ色の 夢世界では
無限の小人たちが
いくつもの 迷いが からまって できた
巨大な -紐- の集合体を
解きほぐそうとしたり
あるいは
動力室で 永遠に 凍てついたはずの
冷たい -時- の歯車を
なぜか 懸命に 押そうとしたり
しているけれど
それらの行動は やがて
全て 一つの思惑と結びつき
完全な意識の力となって
小人たちは
ある特定の 物体/生物に 形作っていく
起動条件を満たした
-僕-は
(あぁ そうだ 確か 人間だ)
覚醒した
カーテンを開けると
眩しすぎるほどの光 朝 空
頬笑み色の 理想世界
新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込んで
僕は言った
「新年、明けましておめでとうございます!」
色々と(笑) 新年が明けたら来年になるよ♪笑