虹色蝶の死骸
この世界のどこかに
虹色の蝶がいるってホント?
嘘みたいな話でも
夢みたいな話でも
アリエナイわけじゃない
まだ行ったことのない
場所なんていくらでもある
ワクワクする物語だって
きっと本物になるから
心が熱く燃えるとき
見えないドアを開けよう
新しい輝きのする方へ
僕だけの蝶を探しに
旅に行こう
ひたすらに 幼かった あの頃
僕たちは どこまででも 飛べたね
澄んだ空 光のような 翼で
かたくなに この世界を 信じて
本当なんだよ 確かにいたんだよ
輝いてた丘 君とか未来とか
夢なら覚めてくれ
何もかもが味方してた時間・空間
"今"は二人だけのものだったはずなのに
天国への階段はね子供→大人
おもちゃ箱なんて扉をくぐれないの
そうかあっちが夢だったんだ
手の平に 転がってた 永遠
気が付けば 遊びはもう 終わりで
忘れるってことを 忘れてしまってた
霞んだ景色に 君など見えなくて
夢ならもう一度
何もかもが味方してた時間・空間
"今"は二人だけのものだったはずなのに
地獄までの直線をね一歩→二歩
涙の鍵はとっくに失くしているから
自由の空は幻なんだ
本当なんだよ 確かにいたんだよ
霞んだ景色に 笑顔の君を見た
夢なら覚めないで (最後に)
何もかもが味方してた時間・空間
"今"は二人だけのものだったはずなのに
煉獄から抜け出せない自分→他人
飛べない戻れない分からない考えない
無へと落ちてくもがれた一羽
の夢
ひたすらに 幼かった あの頃
今回は、プロローグ的な前座ポエムを載せた構成にしてみました。というのもですね、詩が書かれた紙やメールを漁っていると、"虹色蝶"のポエムが2つ出てきたのです……。しかもタイトルが"虹色蝶の死骸"なのは、歌詞風の方。本文で一回も使われてないのに?! すると……最初の方は…………タイトル何だっけ??? 決めたと思うのですが、書かれてなく、忘れてしまいました。。。orz なら、合わせてしまえ! とすると、意外にも上手い具合に収まってくれました。
子供時代を過ぎ、ファンタジーを失った切なさが、増した気がします。もちろん捉え方は人それぞれで自由ですが、作者としてはそういう意図がありました。いよいよ『Dark Child』としての真骨頂だと思います! ぜひぜひ読んで、感想も気軽に書いてみて下さいませ。