026 三者三様・2-3
お互い困惑しながら再び手に触れてみたけれど、やはり暖かくならない。
「ハムスターの時みたいになりませんわね。」
そう言いタツノオトシゴは不思議そうな顔をしている。み、見ていたんだったね。そこは触れないでおこう。
うーん。前回とどこか相違点があるはず。
召喚に関するティーノさんの予想では“召喚師のレベル”と“召喚獣の意思”。
うん、両方とも確実にクリアしている。
他の相違点。ノンちゃんは不明として、ロボちゃんか。あの時は頭に落ちてきて、ノンちゃんに取ってもらって、ロボロフスキーハムスターだと思ってたら契約後違うハムスターだったけど、名前がロボになっていた。
!
『名付け』だ!!!
「ねえ、タツノオトシゴちゃん。あなた名前は?」
「申し訳ありませんが、わたくし達の種族は伴侶にしか名前を名乗れませんわ。ですからお好きに呼んでいただいて結構ですわ。」
なるほど。種族によって決まりはあるよね。
「タツノオトシゴでいいだろう。」
「ノンちゃん、さすがにそれはないわ~。そうねー。……シーホースのシホちゃんはどう?」
「シホ。可愛くてわたくしにピッタリですわ!」
「俺のことどうこう言える名付け方か?」
呆れ顔でノンちゃんが呟いていたけど、シホちゃんは喜んでるもんね。キニシナイよ!
再再度シホちゃんに手を触れるとほんのり暖かくなりすぐに消えた。
早速確認しましょう。
「ステータス。」
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名前 カノコ ムコウハラ
出身地 チキュウ
種族 人族ラクビト
年齢 16
職業 召喚師
召喚 ノクターン(獣種:クロヒョウ♂1歳)Lv9
ロボ(獣種:バリースハムスター♂2歳)Lv18
シホ(竜種:古龍♀352歳)Lv29
(体力) 100/100
(魔力) 0/0
(攻撃力) 50
(防御力) 50
(俊敏) 50
(器用) 50
(精神力) 50
(運) 51
スキル : 召喚Lv∞
装備 : 檜の撥、ショートソード(予備)、スクエアシープのベスト、スクエアシープのズボン、ウェアドッグのブーツ
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「おい。どうして戦闘してないロボがレベルアップしてるんだ?」
「そこ?!シホちゃんて竜なの?!」
「はい。」
龍とはファンタジーのド定番ですね!しかし小さ過ぎるよ。漫画や小説では「見上げると大きな竜が」なんてのが一般的だと思うんだけど。
「わたくしは若輩者ですからしばらくはこの大きさですわ。」
「どれくらいで大きくなるの?」
「だいたい500歳ですわ。」
500…。桁違いな歳だわ。考えてもしかたがない。きっと龍の年齢を人間と比較するのが間違いだ。
「おい、カノコ。今晩はもう休め。顔色が悪いぞ。」
「あ!本当ですわ。」
「キュ-。」
「でも…。」
「俺の話は明日でいい。もう寝ろ。」
そういえば怠さが増してきてる。血が足りないのだろう。「ごめんね。」と、お言葉に甘えて布団をかぶる。
するとロボちゃんは机上のタオルを敷き詰めたカゴに潜り、シホちゃんは私の足下の布団にぽとりと落ちて横になり、ノンちゃんは枕元に丸くなった。私も目を閉じる。
「みんな、おやすみなさい。」
「おやすみなさいですわ。」
「キュー。」
「…おやすみ。」
2015.05.31 改訂。




