主従
訳わかんないです。
後のほうの魔王とマーチの会話の感じがやりたかっただけで・・・。
本気で訳わかんないです。
「おぼえておくといい。歴史はまた繰り返す。運命は曲げられない」
窓からなんのためらいもなく飛び降りる魔王。
「まてっ!どういう意味だっ!こたえろ魔王!」
「ウチを倒してもまた、誰かが世界を暗黒に導く。それはきっと・・・」
勇者である彼方だろうね
鈍い音がした。
「卑怯者」
最後は自分で死ぬのか。俺にここまで来させておいて。
「ここにはもう用はないな」
「勇者様・・・。もう、終ったんですか?」
仲間のティルがこわごわと声をかけてくる。
「あぁ、終ったんだ。あまりにもあっけなく、あまりにも・・・」
続きの言葉は飲み込んだ。
まおにかける言葉じゃないだろう。
街に戻れば英雄扱い。だが、俺はそんなことをしてもらうために来たわけじゃない。
「なんで俺は帰れないんだよぉーーーーーーーーっ!!!」
誰もいない草原にむかって俺、佐藤博史は叫ぶ。現代日本から謎の世界へ無理矢理つれてこられた悲しい勇者。
「さて、これでこの世界にも種はまいた」
窓から落ちた時に頭から出てしまった血を拭きながら私はたちあがる。
「あとは芽吹くのを待つだけ、ね」
「お仕事お疲れ様です」
物陰からでてきたチマチョゴリにもにた服を着た女。
体の前で右手を握り、左の手のひらにおしつけて少しかがむ。
「マーチ。いきなり現れるな。びっくりするだろう」
「すっとおそばにいました」
無愛想のマーチにも最近はなれた。
「でも今回の次期魔王は、思い出させるわね・・・。これをする前を。ねぇ、マーチ」
「なんでしょう」
「私は・・・残酷になったかしら」
「えぇ」
即答。身もふたもない。
「貴女様は昔のようには温厚ではありません。仕事を果たすためならばなんでもするようになりました。私などが差し出がましいですが、言わせていただきます。貴女様は他の方々と違い」
選ぶことも、戻ることもできません。
「貴女様には決められた道を進むしかできなくなっているのですよ。あそこでうなずいてから」
「私が何をしても、あなたはついてきてくれる?」
「何処までもお供いたします。あなたが何をしようと、貴女が私を迷惑に思おうと」
彼女なりの私を思ってくれている証拠だろう。
「さ、行きましょう。厄介な奴がきた」
目の前の風景が少しゆがむ。そこにできた裂け目からまた一人女が出てきた。
「みつけましたよ!」
「見つけただけだろう」
「シュイ」
マーチが呪文を唱える。私とマーチは花吹雪に包まれる。
「まてっ!」
女が私に手を伸ばしてきたが、もう遅い。
「残念だったな」
そういい残し次の世界へ赴く。
種まきはそろそろ終る。そうすれば・・・・。
よんでくださった方々まことにありがとうございます。
訳わかんなかったですよね。スイマセン。