39話 非情の刃
読者の皆様、作者の大森林聡史です。
この度は、この小説を気にかけていただきありがとうございます。
よろしければ、内容もお読みいただけると幸いです。
宜しくお願い致します。
【悟の一目惚れ 39話】
「ぁ…っ!!」
その瞬間、悟は目を見開いた。
悟は、上体が揺らめき、膝から崩れ落ちた。
ドン…
微かな音と共に、悟はうつ伏せに倒れた。
見開いた両の瞳から、光が消えていき…やがて完全に消えた。
悟は、まぶたを閉じた後、開かない…いや開くことが出来なかった。
(や、やってしまった…)
将は、倒れた悟のそばで立ち尽くしている。
「う、うわあああああっ!!!」
将は、両手で頭を抱え、腹の底から叫び声をあげた。
カラン…!
音を立てて、将の足元に伸縮式のナイフが落ち、夜の闇に消えた。
ナイフには、液体がべっとり付いていた。
「こ、こっちです!」
由紀が、駆け付けた警官4人を誘導し、悟と将のところへ向かわせた。
2人1組になり、1組は正面から、もう1組は退路封鎖に回り込んだ。
将の正面から向かった警官2人が将の目の前に到着した。
「あんたたちは…? 警察か…」
「そうだ! 動くな!」
「…分かりました」
将は、黙って警察の言う通りにした。
警察は、慎重に将の様子を観察し、やがて、退路封鎖に向かった警官2人も到着した。
「署まで同行願えるか?」
「はい…」
警官が尋ねると、将は静かに答え、黙って両手を差し出した。
将の両手に手錠がかけられた。
そして、警官にパトカーまで誘導された。
将は、素直に従い、乗り込んだ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
長い文章に、お付き合いいただき、心より感謝申し上げます。




