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36話 最後の説得
読者の皆様、作者の大森林聡史です。
この度は、この小説を気にかけていただきありがとうございます。
よろしければ、内容もお読みいただけると幸いです。
宜しくお願い致します。
【悟の一目惚れ 36話】
「よせよ…もう…あんたは引き返せない。これは暴行事件だ。これ以上、罪を重ねない方がいい」
「黙れ!」
悟は、警告したが、将は激昂し、聞く耳を持たない。
いや、自我が完全に吹っ飛び、聞き入れる事が出来なかった。
(僕も車まで行きたいが、難しいな…背を向けるのは危険だし、僕より足が早いだろうな…何より由紀の居場所がバレてしまう)
パトカーのサイレンの音が徐々に大きくなってきた。
(ん? パトカーか…由紀が呼んだんだな…それまで持ちこたえれば…)
悟は、サイレンの音に気付いた。
(も、もうよせ…彼の言う通りだ…俺はもう取り返しのつかないことをしてしまった)
将の、目の奥に微かな光が灯った。
それは、将自身の自我だった。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
長い文章に、お付き合いいただき、心より感謝申し上げます。




