27話 由紀のコーヒーは激甘!?
読者の皆様、作者の大森林聡史です。
この度は、この小説を気にかけていただきありがとうございます。
よろしければ、内容もお読みいただけると幸いです。
宜しくお願い致します。
【悟の一目惚れ 27話】
行き先は、レストランだ。
程なくして、レストランに着いた。
「あっ! ここは…」
由紀の表情が、パッと輝いた。
「うん。僕らが初めて御飯を食べに行ったところ」
「とっても美味しかったお店よね! また行きたかったんだ〜」
由紀の瞳は、キラキラと輝いている。
「良かった。じゃあ、入ろっか?」
「うん」
2人は、店内に入った。
店内は、以前と同じ雰囲気で、昔からあるレストランといった感じは、変わっていなかった。
悟と由紀は、2人掛け×2の対面のテーブルに座り、悟は、メニューを取り2人の前に広げた。
「何にしようかな〜♪」
「そうだねぇ…」
「ねぇ、前に悟が食べたのって何だっけ?」
「前に食べたのは…これ、Aセットだね」
「私、それにしようかな? とっても美味しそうだったし」
「うん、美味しかったよ。僕は…これにしようかな…」
悟は、ジャンボハンバーグを、由紀は、Aセットを頼んだ。
そして、料理が運ばれてきた。
Aセットは、以前と同じく、ハンバーグ、ポークのチーズ焼き、バジルのパスタ、ベーコンが2枚、ミックスベジタブル、ライス、コーンスープ。
ジャンボハンバーグは、バジルのパスタとミックスベジタブルが少しあり、真ん中にドンと、デカいハンバーグが乗っていた。
「大きいね」
「うん、食べれるかな…」
由紀は、目を丸くして驚き、悟は食べ切れるか不安そうに見ていた。
だが、相変わらず、料理はとても美味しく、2人共あっという間に食べてしまった。
そして、食後のコーヒーが2人の前に運ばれてきた。
悟は、迷わずブラックで飲み始めた。
一方、由紀は、コーヒーを目の前にして真剣な顔をしていた。
「由紀? 飲まないの?」
「あ、うん。飲むよ。ブラックに挑戦してみようかと思って…」
「ふーん…当たり前けど苦いよ」
「うん…ど、どうしようかな…」
由紀は、意を決しブラックコーヒーを口にした。
しかし、すぐに舌を出した。
「にが〜い…」
由紀は、まさに苦虫を噛み潰したような表情をした。
「悟君、よくこんなの飲んでるね…」
「そうかなぁ、慣れるとこれが美味しく感じるようになったよ」
「へぇ〜」
そう言いながら、由紀はミルクと砂糖をドバドバ注いだ。
(い、入れすぎじゃ!?)
今度は、悟が驚いた。
「由紀ちゃん。あのね」
「な、何よ、急に…」
「僕、入れ過ぎじゃないかな〜って思うんだ」
「そうかな? 私は普通だと思うよ」
「ちょっと飲ませなさい」
「うん? 良いよ」
悟は、由紀のコーヒーを一口飲んだ。
今度は、悟が舌を出した。
(甘っ! 喉の水分を全部持ってかれるようだ)
「あら? お口にめさないのかしら?」
「うん、ちょっとね…」
「私達、コーヒーの好みは反対ね」
「そうだね」
2人で笑い合った。
「さて、そろそろ行こうか?」
「そうね、行きましょう」
2人は、店を出て、車に乗り込んだ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
長い文章に、お付き合いいただき、心より感謝申し上げます。




