24話 元彼の暴走
読者の皆様、作者の大森林聡史です。
この度は、この小説を気にかけていただきありがとうございます。
よろしければ、内容もお読みいただけると幸いです。
宜しくお願い致します。
【悟の一目惚れ 24話】
所変わり、ここは将の家だ。
将は、浮気がバレて、逆上し、由紀と別れたが、時間が経つにつれ、由紀が恋しくなり復縁を持ちかけたのだった。
(どうにか由紀と復縁できないか?)
「ピンポーン♪」
思案していると、呼び鈴が、将を呼んだ。
「ん?」
将が、不機嫌そうに玄関を開けると、紺色の制服姿の男が2人いた。
(こいつら、もしかして警察か? なぜここに?)
「ここは、戸林将さんの家ですか?」
「そうですが…何か?」
「私達は、こういうものです」
制服姿の男が警察手帳を見せた。
将の推察通り警察だった。
「その警察が、な、何の用でこちらに!?」
将は、警察だと分かり、冷や汗が出てきた。
「あなたが、将さんですか?」
「はい…そうですが…」
警察は、由紀の被害届けを受理し、警告に来たのだ。
将は、警告を受け、言葉を荒げず、丁寧に返答している。
また、時折、頭をペコペコ下げている。
「警告、承知しました。すみませんでした」
将は返答し、警察は帰った。
警察が見えなくなると、将の顔色が変わっていく。
(由紀め…被害届けを出したのか…)
将の顔は、みるみるうちに真っ赤になり、家の鍵もかけずに、飛び出した。
行き先は、由紀の大学だ。
(由紀…! どこにいやがる!?)
将は、顔を真っ赤にしたまま、鋭い目付きで大学内を外から見回した。
しかし、由紀は見つからない。
「ちょっと、君」
警備員3人が、将に近付いた。
警備員が将に気付いたが、将は大柄なため、応援を呼び、3人で将に声をかけたのだった。
以前、記述した通り、警備員の間で、将は要注意人物となっている。
「チッ…!」
「あっ! 待ちたまえ! 君!?」
将は、舌打ちし、一目散に逃げ出した。
「な、なんて足の早いやつだ…」
警備員は追いかけたが、追いつけなかった。
そして、将は、大学に近付いては、警備員に気づかれ、逃げるということが続き、とうとう近づけなくなった。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
長い文章に、お付き合いいただき、心より感謝申し上げます。




