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第10話 消えた使徒1

 今日のサラは朝起きてそのまま王都の冒険者ギルドに顔を出すと言い残して部屋を出て行った。まったくうちの従僕は自由だな! 昨日は騎士団さん達といっしょに走り込んでたし、その前の日は城下へ行くって言ってたし。冒険者としても長いぽいから挨拶しないとな相手も多いのかもね。


 じつはサラの詳しい経歴は聞いてない。何と言えばいいかな、ちょっと聞くのが怖い。本人はおもしろそーな話だったから、なんて言ってたけど、使徒ふろうふしに付き合って神豹族しんほうぞくなんてモノにされちゃって、ホントに後悔してないのかなぁ、なんて考えちゃうとちょっと聞けないかなぁ、って。


 あと、普段のニャンコ語、あれ多分わざとやってる。よく人のこと抱き枕にして寝てるけど、寝言はニャンコ語じゃなかったんだよね……。多分“侮らせる”為にかな。あれで頭回るし勘もいい、戦闘力もあって隠密行動も可能。どんだけ高スペックなんだ……。


 なーんて事をつらつら考えていられるのはお昼まで予定が無いから。久しぶりに界の本を読んでます。


 王宮についてのページをペラペラめくっていると侍女さんが来客を告げる。特に予定はなかったよなーとか、あれ、この侍女さん初めて見るなーとか、そんなことを思った事は覚えてる。でもその後急に目の前が真っ暗になって、気を失った。らしい。


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