表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/12

嫌いだ


 

 「さあ、こっち来て!」

煌は、握手した伊吹の手をそのまま掴み、

囲んでいた人混みを書き分け、伊吹とともに人混みから脱出した。

 

 伊吹は、その煌の強引さに引いていた。

人混みから脱出すると、さっと手を振り払って、握手を解消した。

 

 馴れ馴れしいな、と、

伊吹は煌の事が更に苦手になっていた。

 

 「あ、ごめん、痛かった?」

煌は慌てて、伊吹を気遣った。


 煌は真っ直ぐな瞳で、少し心配そうな顔をしている。

 

 どうにもやり辛い、伊吹は煌に印象を追加した。

 

 「いや。それより、ここがユートピアか?」

伊吹は、自分の聞きたい事を聞く事に専念した。

 

 「うん!そうだよ!」

目を細めて煌は笑って答えた。

 

 ぶりっ子、自分の事を可愛いと思っている奴程可愛くないのに、と伊吹は思った。

伊吹は、煌に辛辣な嫌悪すら覚える様になった。

 

 「ここに、ミュージシャンはいますか?」

目線を煌から逸らし、辺りを見回して伊吹が言った。

 「伊吹は、音楽が好きなのか?」

伊吹の視界に入る様に、移動しながら煌は言った。

 

 伊吹は、煌を嫌いになった。

 

 質問を質問で返せる人間に碌な人は居ない、と、伊吹は思っていた。

さっさとミュージシャンに歌を聞かせて貰い、

こいつとは関わらない様にしよう、

伊吹はそう思った。

読んで下さり、本当にありがとうございます!

ご指摘などありましたら、お教え頂けますと助かります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ