プロローグ
初投稿です!!
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これは私たちの住む世界の遥か彼方にある異世界の物語…
異世界歴0年、神は自らを模した人間を地上に作り出し、「知識」を与えた。地上に生まれ、知識を持った人間たちは、各地に広がり、群れ、「国」を形成し始めた。そして、人々は生活のための技術を得た。
時は過ぎ、異世界歴1300年頃、人間たちが生み出した国は100を超え、隣国との争いが絶えなくなっていた。そんなあるとき、全世界を巻き込む「大戦争」が起こる。人々は、他国との戦争をつづけ、次々と領土を拡大していった。人間たちが生み出した兵器は強力なものであり、生活のための技術はいつしか兵器の技術となっていた。
さらに時は過ぎ、異世界歴1800年頃、300年程も続いた戦争状態は幕を閉じた。100を凌ぐ国々が15国まで統一され、200年の平和が保たれた。が、人間の科学者たちが発明した「機械」によって、再び戦争が始まる。これが二度目の「大戦争」である。その「機械」はそれまでに使われていた兵器と違い、自ら思考し戦うという性質を持っていた。つまり、人間によって、一種の生命が生み出されてしまったのである。機械はいつしか「ドロイド」と呼ばれるようになり、人間をはるかに超える戦闘力が戦場で危険視されるようになった。
主神はこれを見て、人間が自らの持つ生命を生み出す権能に触れることを恐れ、すべての「ドロイド」を強制停止させ、人間の持つ「ドロイド」に関する技術とその記憶を消し去った。人間たちは記憶を失ったことで、その「ドロイド」たちが自分たちのものであったことだけでなく、それが何であるかさえもわからなくなってしまったのだ。神はこれを哀れに思い、人間たちに「魔力」を授けた。
そして、現在3500年、世は平和である。人間たちは、「魔力」を用いて、高度な文明を築き、互いの国と協力し合い、共存の道を歩んでいる。いつしか人々の戦争の日々は歴史上の物となった。古戦場の「ドロイド」たちは、まるで何かに操られた人形であるかのように時が止まっている。このことから、人間たちは「ドロイド」のことを「人形兵」と呼ぶようになった。
人間たちはまだ知らない。「人形兵」の正体も、その操者は自分たちであったことも…
そして、この人形が「自我」を持つ機械であることも…
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