True value 〜 真価 〜
ゴネていた。
五回表、私達の攻撃。
内野陣がボール回しをする中に投手と捕手の姿はない。
バットを片手にベンチを出ようとする一葉の足が止まり、最前列に座る私に顔を傾け相手ベンチを指さす。
「揉めてる?」
「みたいだね。っていうか、荻野先輩防具付けてないじゃん」
「キャッチは代打で出て来た子がやるみたいだね」
一塁側のベンチ前で、荻野と関谷みなみ、そして何故か夏目湊が言い争っていた。
「あいつ、マジなんなの?」
「ああ、監督に喰ってかかった子?」一葉が愉しそうに言う。「良いねえ、ああいうファンタジスタは」
「そりゃ、サッカーでしょうに」
「野球にはファンタジィ少ないから、グラウンド外でファンタジィを齎してくれる子がチーム内にいた方が面白いじゃん」
「それ、唯の問題児」
「ええぇ、それ琥珀ちゃんが言う?」
「そっくりそのまま返すよ、金田一」
一葉は少しだけ口元を上げ、ベンチ内に目を向けた。
「まあ、何はともあれ、どうやら私らだけではなくこちら側は問題児だらけのようですな」
一葉の視線を辿ると、そこには試合に出ていないのにも拘らず疲れ果てた笹川の姿があった。強過ぎる自己主張にサイン無視。特筆に値しない些細ないざこざも多く、纏め役の笹川の心推して知るべし。今にも真っ白になりそうな雰囲気だった。
「あはは……」
「お」一葉は相手ベンチを見て声を上げた。「やっぱり荻野先輩がキャッチやるみたいだよ?」
だろうなあ、と思う。
次に出て来るのは、おそらく、病み上がりとは言え現エースの上条だ。実際間近で刺されている私には、彼女の球の凄さが想像出来る。初見でそう簡単に捕れる球ではないだろう。私は捕れるけど。まあ、口には出さない。心の中で思うだけなら、発想に制限は無い。嘯くのも愛嬌である。
話が纏まったのか、改めて防具を纏った荻野を先頭に、三人がグラウンドに向かう。
どうやら、みなみがライトに入り、湊がレフトに入って上条がマウンドに、と思いきや、太々《ふてぶて》しい笑みを浮かべ、キュートな八重歯はマウンドで歩みを止めた。
「え」思わず、言葉に濁点が付く。
「あの子ピッチャなんだ」マウンドの足場を確かめるキュート八重歯を見て、一葉はどことなく嬉しそうな表情をする。「初見だし、近場で見せて貰いますかねえ」
ルンルン、といった雰囲気を醸し出しながら、打席に向かう。何がそんなに嬉しいのかスキップしそうな軽やかさだ。
「あのクソボールヒッター、ピッチャなんだ」いつの間にか隣に座っていた死んだ魚の様な目をした乙女が珍しく毒づいた。
「まあ、確かにボール球打ったけどな、言い方よ」
「八重歯はチャーミングでとても良い」
「どっちなん? 好きなの、嫌いなの?」笹川同様、私も脱力感。「お前の好み、未だによく解らんよ」
「八重歯は可愛い。でも、ボール球打つヤツはクソやろうだ」
根に持ってんのね、という言葉は呑み込んであげる。
「そのクソやろうは同い年で投手。今後お前のライバルになるけど?」
「え?」綾は不思議そうに首を傾げる。
「何、その顔は」
「いや、ライバルと言われましても」
「同じポジションなんだから、まんま一番の座を奪い合うんじゃないの。エースの座をさ」
「あ、いやあ」綾は何故か苦笑する。「私、別にそれ要らない」
「ちょ、おま……」開いた口を無理やり閉じる。「なんて消極的な」
「負ける気はないよ。けどさ、決めるのは周り、それに私は従うだけ。私は自分のすべき事をやるだけだ」
うん。香坂綾はこういうヤツだった。
事ある度に、こうして納得させるのだ、自分を。
決めるのは周り、か。
確かにその通り。エースなんてものは、周りが認めてこそ意味がある。皆が納得して託す物なんだろうし。まあ、どのポジションでもそれはそうなのだろうけれど、特にピッチャーはその傾向が強いのだろう、と勝手に結論づけ、綾の言い分を正当化する。
さてさて、それで、今の相棒である綾と肩を並べるであろう乙女は、と目を向けて、私は再び口を無理矢理閉じる羽目になった。
昨今は、意味が無いとか握りがバレるとか何とかで、敬遠されがちではあるけれど、マウンド上の乙女は、そんなん知った事かと豪快に振り被った。
高く上がる左足。
鞭の様にしなる長い腕。
上から被せる様なサイドハンド。
そこからミットに向けて一直線に力強い球の轍。
只々速いなあ、と語彙を失くした感想。
言うだけの事はある。どこかの誰かは、ヨーロッパは後進国だ何とか言っていたけれど、そんな事どうでも良くなる位、彼女の球は力強く、猛々しい。加えて、綾のコントロールを羨む節があったけれど、彼女のそれも悪くはない。
「アンち」
綾によって肩が揺すられる。
「何」言葉だけ返しつつも、私はマウンドの乙女から目が離せなかった。
「あいつ凄いな。まずい、勝てそうもない」
「おい」私は僅かに天を仰ぎ、綾に白い目を向ける。「さっきの台詞はどこいったんだよ、早速負け宣言すんな。確かに凄いけど、あいつにはあいつの、お前にはお前の良いとこがあるでしょうに。負けてるって思うなら、せいぜい追いつく様に努力しやがれ」
「お、それもそうだな」
「おい、その今気付きました、って顔やめろ」綾に向けた白い目を一旦リセット。目線は再びマウンドに。「確かに凄いけど、見た所、明日香の方が上だと思うし、お前も追いつけるよ。いや、むしろ追いついてもらわんと困る。投手一人で勝ち進むなんて愚策も愚策。良いピッチャーは何人いても困らないよ」
「まあ、アンちが言うならそうなんだろうけどさ、私が思うに、ポイントポイントでは明日香の方が上かも知れないけど、総合力ではあのチャーミン八重歯の方が上じゃない?」
湊の呼称については華麗に流し、やはり、投手なんだな、と思う。
なんだかんだ言っても、見るべき所は見ている。打席で見なければ、もしくは捕手の位置に座るかしないと正確には解らないけれど、速さこそあれ、ストレートの質は明日香の方が上だと思うし、伝家の宝刀も無さそうだ。
けれど、単純に速い直球に遅い変化球、そこそこのコントロールに加え、フィールディングに打撃力、確かに総合力では湊の方が良い選手なのかもしれない。
でも、それはそれ、これはこれ。本題ではないのだ。
「そうじゃねえ」頭を抱えたくなるのを何とか堪える。「あいつらの違いなんてなぁ、どうでも良いんだよ。大事なのはお前がその二人に肩並べる事だろうが」
「まあ、そうなんだけど、私ら同じチームじゃん。あいついれば勝てるんじゃない?」
こいつ、まじで言ってんのか、と白い目が赤く染まりかける。
「……と、まあそれは冗談だけどね。環達に引導を渡すのは私のお仕事だから、その舞台に立つためにも、ヤツをぶっ飛ばせば良いという事だ」
少々ニュアンスが違うけれど、向かうべき方向は定まった様だから良しとしよう。
「だから、言い方よ。違いに切磋琢磨しなよ。比べる相手がいるって事は、今の自分の立ち位置が解るって事でもあるし、互いに無い物を補う関係ってのはそうそう得られる物じゃないよ」
「おお、やっぱアンちは違うな。環はそんなん言わないからな。あいつは”ライバル=蹴落とす物”だから」
「……おい、それ初耳だぞ? 何だ、もし私が翔葉に行ってたら、そういう事なのか?」
「さあ?」綾は肩を竦め手の平を上げた。
そこんとこ詳しく、と思わないでもないが、現実は別チーム。良かった、の一言で片付けておくのが吉、だ。
「ほら、そろそろ始まるよ」
綾に促され、私はプレイの掛け声の響いたグラウンドに意識を向けた。
一年生同士の対戦。片やヨーロッパ帰り、片や、ブランクがあるにしろ、名門の四番。中々に興味深い対決だ。と、まあ、捕手が代表経験者というのはこの際考えない様にしよう。
初球はやはりストレート。自信のある球なのか、さも気持ち良さそうに投げ込んでくる。
一葉はタイミングだけ計り見送った。初見なので慎重にならざるを得ないのは確か。欲しいのはデータ。追い込まれる迄は様子見という考えなのかもしれない。
続いて、二球目。これもストレート。完全に勝負に来ている。あちらには様子見という概念は無いらしく、続けてゾーンに入れて来た。
二球で一葉は追い込まれた。
けれど、当の本人はどこ吹く風、集中は切れていない。
相変わらずの力みの無いフォーム。
楽しいのだろう、僅かに口元が緩んでいる。
三球目は変化球。ですよね、と思う。スライダーとカーブの中間の様な軌道と球速。左の一葉からすれば、サイドハンドという事もあり、だいぶ外側から食い込んで来る様に見える筈。
けれど、そんな事すら物ともせず、彼女のスイングはボールを捉える。
良い音を鳴らして、ボールはバックネットの端に当たる。
返ってきた球を受け取り、湊は八重歯を覗かせる。
打席の一葉も笑みを浮かべる。
何だよ、愉しそうじゃあねえか。
ここで、湊が首を振る。天上人、荻野に対して早速の行為。大したタマだなあ、なんて事を思う。
何度かのサイン交換の後湊は頷く。彼女が選んだ選択肢は同じ球。それを今度は外角のボールからゾーンに入れてくる。
それを一葉は難なくカット。再びバックネットにボールが飛んだ。
ここで、一葉はルーティンを挟む。勝負に出るという意思表示か、もしくは仕切り直しか。
バッテリーの選んだ選択はストレート。
けれど、一葉もまたそれに喰らい付きカットする。
これはアレだな。何か狙っているな。サイドハンドならではというべきか、おそらくチェンジアップ系統の緩い球。変化球が一球種ということは無いだろうし、これだけカットされれば投げて来るだろう。
湊がモーションに入る。
振られる腕。
弾き出された球は緩い軌道。
一葉は再びカット。
それを見て、湊は少し笑った。
ここに来てまだ投げなかった。もしや本当に一球種しかないのかと訝しむ。
けれど、次のサイン交換で湊は首を振った。
先程よりも少し長いやり取りの後、漸く彼女は頷いた。
しなやかに振りかぶり。
左足が高く上がる。
重心を残したまま、左足が着地。
しなる右腕。
胸に抱いたグラブが引かれ、腕が伸びる。
ぽん、という効果音が付きそうなリリースから、球が弾けた。
ふわりと浮いた緩い球。
それを。
一葉は見事に弾き返した。
湊の足元を抜け、センター前へ。
ボールの行方を追っていた湊の視線がくるりと一塁に向かう。
どことなく嬉しそうに顔が綻ぶ。
それに気付いた一葉もまた、笑みを返す。
何なの? 会話を交わす前から仲良しなの?
まあ、それは置いておいて、一葉の技術も素晴らしいけれど、湊の球もまた素晴らしかった。
「あれ、良いなあ」綾が呟く。
「チェンジアップ?」
「サイドスローだからこそだよね。私らに比べて腕の出どこが低い分回転掛け易い。結果、スピードは出ないけど、変化は大きくなる」綾は肩を竦めた。「私のとは違う、本物のシンカー」
「いや、お前のはチェンジアップじゃん」つい本音が出る。
「え?」
「いや、さ、お前の言う様な本物のシンカーが投げたいのなら、練習すれば良いと思うよ。けど、現状、お前のシンカーはチェンジアップだと私は思う。まあ少し、右に滑りながらだから、シンカーでも良いっちゃ良いんだけどさ。どの道、使える球ではあるから、私としてはどっちでも」
「……」綾は目線を外し口を結ぶ。「じゃあ、チェンジアップで良いや」
「良いのかよ」少しだけ吹き出す。
「アンちがそう言うのなら、それで良い。意地張るところじゃない気がする」
こういうところは素直なんだよなあ、と思う。まあ、別に普段から意地張るヤツでもないのだけれど。それでもフォローはする。それが捕手というものだ。
「まあさ、身体が出来てきたら、投げてみれば? 対右にはもってこいじゃんか、シンカー」私はグラウンドに向けて顎をしゃくる。「ほれ、そこにシンカー使いもいる事だし、教えて貰えば良い」
「それもそうか」
話題の乙女はマウンド上で、さも嬉しそうに指に付いたロージンの粉を吹き飛ばしていた。
セットに入り、ちらりとランナーを見る。
打席には四番の妙。
クリンナップという事もあり、特にサインは無い。思うように打てば良い。そして追加点をもぎとってくれるのであれば、いう事はない。
湊はセットからモーションに入る。
張り出した右腕から、左バッターのインコースにストレート。
妙は見送り、ストライク。
サイドスローの利点、角度のある投球。しかも湊は小器用に、プレートも踏み分けている
模様。成る程、知識もしっかりしている。口だけではない事をこれでもかと主張している。と、いう風に私は感じ取った。
妙に対する二球目。
今度はアウトロー。またストレート。
妙が手を出す。
けれど、打ち損じ、ボテボテの打球がサードに転がる。
前にダッシュしてきた持田が捕球、周りの声かけでファーストへ。
ワンナウト、ランナー二塁へ移行。
戻って来た妙に声を掛ける。
「ナイス、進塁打」
「嫌味か、クソメガネ」妙は毒づきながらも力無く笑う。
「クソは余計だよ」私は妙の呼吸が落ち着くのを待ってからきいた。「で、何で打ち損じた?」
「多分、ツーシームだな。ちょっとエグい変化だった」
「まあ、サイドだからね。シュート系は投げやすいだろうさ。あんたが打ち気満々だったからだね」
「……付け込まれたって事か」
「まあ、ね。でも、今度はそれを逆手に取れるだろ。どの道ノーデータであのレヴェルの投手打ち崩すのなんて中々に厳しい話だよ。ちょっと運が悪かったね」
「その為にデータ収集かよ。まじメガネだな」
「おい、あんまメガネ、馬鹿にすんなよ?」私は笑みを浮かべ、ズレてもいない眼鏡を押し上げる。「このメガネはな、色んなものが良く見えるんだぜ?」
「……そりゃそうだろ、メガネはそういう物だ」
間。
そして二人でくつくつと笑う。
どうにも妙とは波長が合うらしい。悪友とでも言うのだろうか。私は頭ひとつ高い妙の肩に腕を回す。
「佐倉には伝えてある?」
「ツーシームの事なら」妙は頷く。
「オッケ。まあ、こうやって情報集めるしかないからね」私は妙に目を向ける。「まあ、次は打てるでしょ。あんたが打たなきゃ、金田一は帰って来れないんだから」
「まあ、な」妙は仕方なくといった様子で頷いた。「あいつの言っていた事、解った気したよ」
「なに、あんただって負けてないさ。あんたと金田一は違う」私は塁上の一葉に顎をしゃくる。「あんたにはアイツに無い物がある。野球は一人でする物じゃ無い。私らはチームだぜ」
「クソメガネが」毒づきながら妙は口元を上げた。
グラウンドに目を向けると、打席に入った薫が足元を慣らし終えたところだった。
ふと視線に気付く。
マウンド上の湊がじっとこちらを見ていた。どことなく物欲しそうな顔をしている様に思うのは、彼女の言葉を聞いているからだろうか。
「何かめっちゃこっち見てるんだけど」妙が言う。
「手、振ってやりなよ」私は笑いを堪えながら言う。
「はあ?」
そう言いながらも妙はぎこちない笑みを浮かべ、手を振った。
湊は一瞬で目を逸らし唇を尖らせた。見てませんよアピール。
何だよ、ツンデレかよ、と俗なツッコミが浮かぶ。
その湊はセットに入り、腕を振る。
方針なのか、好みなのか、やはりストレート攻め。
けれど、流石に二人分のデータがある薫は、その傾向からか直球に絞り振り抜いた。綺麗な音を鳴らし、汚名挽回のライト前ヒットになった。
これでワンナウト一塁三塁。勝ち越しのチャンス。
私はネクストに入る為にそそくさと準備。なるべく湊の球筋を近くで見たい。急いで、バットやらレガースやらを用意して、ネクストサークルにしゃがみ込んだ。
右打席には美弥が入っている。本日二度目の打席。
ちらりと笹川に目を向ける。視線がぶつかる。逡巡してから美弥に向けてサインを出す。
ワンストライクまではあなたの時間。
おそらく、初球はストレート。それを狙えという事だろう。
湊がモーションに入った。
流石にバッテリーも趣向を変えたのか、初球は変化球。
近場で見て解った。
どちらかと言えば落ちる系のスライダーだ。変化を意識しているのか球速は無い。けれど、その分変化は大きい。
美弥は見る事に徹したのか見送るも、ゾーンに入っていた。
初球に変化球が来た所為か、笹川は勝負に出た。次の球でツーランスクイズ。目の良い美弥なら決められるだろう。
あとはストレートが来れば万々歳。
けれど、読んでいたのはあちら側だった。
モーションと同時にランナーが走る。
確かに直球を湊は投げた。
インコースの高めに、ストレートを。
美弥は慎重に球を追いバットに当てた。けれど、初見の彼女には渾身の力を込めた湊の直球の勢いを殺しきれなかった。
美弥が弾いた球はやや一塁側、マウンドとホームの中間位に落ちた。
メジャ選手の様な大きなフォロースルーで湊の体は一塁に傾いている。
打球処理は投手の領域、彼女の体勢を見て間に合うと私は判断。
三塁ランナーの一葉はホームだけを見据え加速する。
瞬時の判断は経験が物を言う。
湊は球際に跳ね、右足の着地と共にグラブを伸ばし球を掬うと、そのまま荻野へグラブトス。
荻野はスライディング体勢の一葉にタッチしてすぐに一塁へ。
かなり際どかったけれど、結果は最悪のダブルプレイ。
元からスクイズ対策の配球だった事に気が付いた。
初球のスライダーも荻野あっての配球だ。初見で追うのは厳しい。故に見逃す、もしくはファール、あわよくば打ち上げてアウトカウントを一つ進める。けれど、変化球は同時にパスボールという弊害もある。ただ捕手に座すのは荻野。だからこそ出来る選択。
飛んだ打球の位置等、多少の運も関わっていたにせよ今回軍配が上がったのはあちら。
得点出来なかったのは口惜しいけれど、攻撃はここで終わりでは無い。後二回ある。湊は園川よりは打ち難いのは確かだけれど、打てない訳でもないと思う。次は私から。データもある程度揃った、先頭としての役目は果たさなければ。
と、その前に。
今度は私達があちらの攻撃を押さえ込む所からだ。
新たに得たやけくそ系変化球を何とか物にしようと、私達は再び戦場に立つのだ。この手に勝利を収める為に。




