No.02 再開
やっと謎の男の出番ですよ―――。
んじゃ本編GO!
もう日はおちて夜空には綺麗な星が輝いていた。
私は紀香との勉強会の帰り道。
夜はよそ風が気持ち良い。
短いジーパンで素脚むき出しの脚を通り抜ける。
「あ〜・・・・紀香にあんな言われるなんて思ってもいなかったな・・・・・。」
私はコンビニで買った清涼飲料水を口にあてた。
でも紀香の言ってた『恋しちゃった?』って・・・・私は一体どうなんだろう?
どうして紀香はそんな風に思ったのだろう?
もしかして突然の恋・・・!?
「ゴホッゴホッ!」
慣れない事を考えたせいか私は清涼飲料水を喉につまらせた。
私は人を特別に好きになった事がないのだ。
いわゆる「恋愛未経験者」という奴だ。
みんなに言うとバカにされるから私は誰にも言っていない。
恋・・・・・・? 確かに気にはなっている。
どうなんだろ・・・・・・?
そういえば何で私の事しってるんだろ?
疑問がどんどん増えていく。
「なんか夜がこわくなってきたな・・・」
バッ!!
誰かが私の肩をつかんだ。
「なっ何〜!?」
変質者だ〜!!!!
手を振り払ってもその人は動かない。
どうしよう〜
「千鶴?」
ん・・・・・・・・? 誰かの声だ。誰だったかな?
なーんか落ち着いてるかんじの・・・・。
フワッ
あっ! この匂いは!!!!!
「千鶴だろ? ・・・・・やっぱり!!!」
あっあの男の人!!!!
こっちを向いてニコッと笑う。
うわ―――!!!! なんかドキドキするよー!!
別に制服以外の格好がカッコイーなんて思ってないから!
別に笑顔が素敵なんて思ってないんだから!
別に・・・・好きとかじゃないんだから〜!!!!
待てよ。私、何でこんなにムキになってんだ?
そうだ!
紀香があんな事言うから〜!
私の頭の中で
紀香の言葉を思い出す。
『もしかして恋しちゃった?』
『もしかして恋しちゃった』
『もしかして―――――――』
あ〜もう!!!!!!
紀香め〜〜〜〜!!!
「どうしたの?」
私の顔を覗き込む。
「別に・・・・・・」
顔めっちゃ近いですやん!
こんなドUPって!!!
どうでしたか?
まぁ何となく話にはなってると思ってんですけど・・・。
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