No.01 勉強会
あんまり男の子が出てきてないのでおもしろくないかも・・・。
でも読んでいただけると嬉しいです。
「千鶴? どうしたの?」
心配そうに紀香がたずねてきた。
今、私は紀香と勉強会をしている。
でも全然勉強なんか手につかない。
ただあのリボンを手にとって見つめている。
なんだかドキドキしている。
「なんかいい事でもあったの?」
紀香の目はわくわくとしていた。
外は夕焼け空。虫の声がこだましている。
「ぜ〜んぜん!!」
わざとらしく答えた。
私、嘘は苦手な方で・・・・・・
しかも親友の紀香に嘘をつくなんて・・・・・・。
ゴクンッ
喉がなった。
ジワッ
手に汗をかいた。
紀香の部屋はエアコンがちゃんと付いていてちょうどいい温度なのにこんなにも汗をかいている。
次第に額からも汗が出てくる。
「千鶴? 汗すごいよ!」
そう言って紀香は花柄のワンピースのポケットからハンカチを取り出し私に差し出した。
「ごめんごめん」
私は紀香からハンカチを受け取り、額にあてた。
フワッ
紀香の匂いがする。
なんて言うのかな?
すごくすごく甘〜い匂い。
私はこの匂いがすごく好き。
なんだか気持ちが落ち着いてきたみたい。
「――――――――」
私は紀香にあの男の子の話をした。
紀香に話しているのになんだかさっき緊張してたみたいに顔が熱くなる。
紀香はあいづちをうってくれたり、「うんうん」と真剣に私の話を聞いてくれている。
紀香は大人って感じの女の子。
クールとかとはまた別で。
髪は綺麗な茶色で肩につく位の長さでワンピースに麦わら帽子が似合う。
なんかお姉さんみたいな存在。
私の話を聞き終えた後、紀香は静かにこう言った。
「千鶴。もしかして恋しちゃった?」
どうだったでしょうか?
評価・ご感想よろしくお願い致します。
No.02も楽しみにしていて下さい!