魔王のいる世界設定メモ
読むと結構どころではなく適当なことがわかる8割くらい自分のための設定メモ。
固有名詞等は独語ベース。
含ネタバレ。
【魔法】
魔法を行使する専門家を「魔法使い」と呼ぶ。
魔法とは、魔力を詠唱によって方向性と形を与えること。具体的なイメージが大切。
系統はだいたい以下の通り。
幻術、探知、転移、防御、精霊、変化、強化、幻覚、治癒、精神、死霊、暗黒等々
強化、変化あたりは裏方業務。魔道具改善に余念のない研究肌な魔法使いが多し。
討伐によく出る、防御、精霊あたりが花形系統で派手。
召喚魔法については、前王国~レーゲンスタイン建国までの暗黒期に魔法陣の様式や召喚対象となる魔神の真名を付きとめる方法などの技術が失われてしまったため、復活が難しい。
【レーゲンスタイン王国】
周辺地図(PicasaWebAlbumにアップされてます)
⇒ http://goo.gl/m60OnU
建国800年を迎える歴史の長い大国。
・近衛騎士団……王族、王城の警護に従事
・銀槍騎士団……貴族、国内の警護および国防に従事
・魔術師団 ……王国に所属する魔法使いの組織。通称「師団」
・王都警備隊……王都の警備に従事する一般兵士
あとは、各地に配置された警備隊があります。
近衛騎士団は、原則貴族かつ銀槍騎士団の腕の立つ者が推薦されて入る……ということになっております。
騎士団へは騎士学校卒業生が入れます。魔術師団へは魔法学校の卒業生が入れます。
いずれも特例はあり。
登場人物でいうと、ヤレットは魔法学校出ていませんが、妖精族からの派遣的な形で魔術師団に所属しています。
■王都
王城のある都市。現在の場所に建設されて600年を迎える。
■魔の森
王国の北にある魔物がすむ森。魔王の拠点。
駅馬車で5日の町からさらに徒歩で3日かかる場所にある。
■黒森
魔の森の西に位置する古い森。
■北の山地
王都から馬で北に5日くらい。
魔の森にも近い。
■塔
エディトの故郷の村から半時ほど離れた森の中にある廃墟
漁り尽くされた遺跡
■フローブルク
エディトの故郷の村から丸一日離れたところにある、この近隣で一番でかい町
オルトの家と工房がある
【大雑把な流れ】
1000年前:前王国が一夜にして謎の滅亡
※魔王により王族もろとも王都が消滅し、暗黒時代に突入……という説あり
↓
約200年程、暗黒期と呼ばれる戦乱と混乱の時代。いろいろな技術や魔法が失われる
↓
800年前:レーゲンスタイン王国建国
↓
600年前:現在の王都に遷都される
↓
今に至る
大まかな作品時系列(各スタート時点)
・黒森の魔
↓(約20年)
・魔王と妖精
↓(約5年)
・私と小隊長殿の魔族討伐
↓(数日)
・魔法使いと相棒
以下、登場人物。括弧内は登場した話
【魔族】
魔法と魔力に長けたものすごく長命の種族。
黒髪に深紅の目、頭の2本の角が特徴。ちなみに、角の形は個人によっていろいろある。
長命故に個体数がとても少ない。
人間からは不吉とか穢れてるとか邪悪とか様々な言いがかりにより迫害されている。
王国内の法では討伐すべき魔物と同列。
■カルシャ(魔王と妖精、私と小隊長~、黒森)
通称“魔王”。年齢不明
黒髪深紅色の目2本の巻角の魔族。
数百年ぶりに本格的に魔の森から出て活動している。
魔法への造詣が深く、体術もそこそここなす。
現在はエルの保護者業を営んでいる。
名前がある割に“魔王”としか呼ばれてない。
■ユルナ/ユール(魔王と妖精、私と小隊長~)
通称「王都のアレ」「王都の魔族」
都市で生活する魔族。
エスペルカンプ女伯爵ルドヴィカの下でめくるめく紐生活を送っている。
いろいろ言うけど、ぶっちゃけ魔王怖いと思っている。
■シャス(私と小隊長~、黒森)
黒森の魔当時、15歳
ストレートの白銀の髪に赤い目
黒森の魔と呼ばれる魔族と人間の女性の合いの子。
癒し、防護の魔法が得意。他はまあそれなり。
黒森の奥で静かにくらしていたが、6歳の時、「魔族に囚われた姫を助けに来た」と称する人間により父が討たれ、母を連れ去られて孤児となる。
世間知らずではあるが適応能力は高い。
アロイスに惚れたのはたぶん刷り込み効果もでかいと思われる。
■フォル・マンスフェルダー(私と小隊長~、黒森)
小隊長~当時、25歳
アロイスとシャスの息子。
濃い灰銀のゆるい巻き毛に、赤みの強い暗褐色の目。
4分の1なのでさすがに血が薄まり、角も頭を触ってようやくわかる程度、耳も若干尖っている程度の外見。
魔法については、癒しのみ公称している。
ひっそりといくつかの幻術、幻覚魔法と見える範囲への簡単な転移魔法を習得済。
魔力感知については、ある程度の距離内なら集中すれば強い魔力を感じられるレベル。
魔法の素養はあるが、魔法より剣のほうが得意なのと、男の子のロマン的に騎士団へと入団。
現在、銀槍騎士団の討伐小隊の小隊長が主な任務となっている。
ちなみに、討伐小隊は必要に応じて組まれる臨時の小隊という扱い。
■ディア・マンスフェルダー(私と小隊長~)
小隊長~当時、20歳
シャスとアロイスの娘。
濃い灰銀の髪、赤みの強い褐色の目。小さな角と尖った耳のため、人間というには苦しい。
姿変えの魔法で、母と同様人間の姿を取っている。
防御と転移に秀でた魔法使い。
■デルト・マンスフェルダー(私と小隊長~)
通称デルト
生粋の魔族の子供。11歳。
北の山地で親が亡くなった後も隠れて住んでいたが、そろそろ生活が摘みそうなあたりで討伐小隊に発見され、フォルにより指輪の魔法でシャスの元に送られる。
現在、フォルの実家の養い子として養育中。
■フェリス(私と小隊長~)
魔族と人間のハーフ。2歳。
実母ヘルガ・ヴァルドゥの死亡と虐待で死にかけたところを連れ出され、エディトの養子になる。
【妖精族】
魔法に長けたやっぱり長命な種族。
尖った耳と淡い色の髪と目が最大の特徴。お約束どおり美形が多い。
血縁思いな種族なので、妖精の血を引く者が迫害されたら結構陰湿に仕返しをする。
世界のどこかに妖精郷と言われる場所があり、そこにおわす妖精王と王妃が全妖精をまとめている。
人間の次に数が多い種族で、様々な種族とも交流が深い。
■エル(魔王と妖精)
魔王と妖精当時、13歳
合いの子というか、取り換え子と呼ばれる先祖返りにより生まれた半妖精。
騎士カーライルの義妹だがたぶん忘れられている。
現在、無茶なお願いを叶えてもらう代わりに、寿命の半分に当たる100年を魔王のものとして差し出している。
■ヤレット(私と小隊長~)
年齢は300歳くらい。
魔術師団第2団に所属する魔法使い。所属期間は50年ほど。
得意な系統は癒し、幻術、精霊だが、基本的な魔法であれば全系統使える熟練の魔法使い。
魔術師団と妖精族の繋ぎの役目も持っている。
■ルツ・フェルダタール(魔王と妖精)
王都警備隊第一隊第8小隊小隊長補佐。魔王と妖精当時23歳
濃い金褐色の髪に、青灰色の目。外見は普通の人間に見える。
「精霊の目」と呼ばれる、高性能な魔力探知が可能な目を持つ、妖精のクウォーターで爺さんが妖精。
警備兵になって5年。出世コースの第一隊所属で上官の覚えめでたく小隊長補佐までになった。わりと事なかれ主義で安定した生活を送りたいと考えているがどうもままならない。
【人間】
世界で一番栄えていて数の多い種族。
魔法に秀でてたり剣に秀でてたりと特徴は人それぞれで、平均すると特徴がないゆえに節操なく様々な種族と合いの子が作れるという最大の特徴を持つ。
■騎士カーライル(魔王と妖精、私と小隊長~)
カーライル・フュルスト・フォン・アーヴィング侯爵。
近衛騎士団団長補佐。魔王と妖精当時28歳
前銀槍騎士団団長。討伐により近衛騎士団に移籍。
優等生タイプだけど基本脳筋騎士のひとり。
嫁は王国の元第三王女。
名前だけの登場が多い。
■ルドヴィカ・グラーフ・フォン・エスペルカンプ(魔王と妖精、私と小隊長~)
妙齢かつ美しい未亡人。
夫を亡くしたあと、いろいろと手を尽くし夫の爵位を継いだ後、有閑マダム的な生活を送る。
ユルナの“飼い主”。
■アロイス・マンスフェルダー(私と小隊長~、黒森)
人間。黒森の魔当時、20歳
明るい茶のゆるい巻き毛に、濃い茶の目。
裏切りと魔物のおかげで死にかけたところをシャスに助けられた。
いろいろあった結果シャスを嫁にする。
現在、親バカではないが嫁バカとなっている。
■ハラルト・マンスフェルダー(黒森)
アロイスと一回り年の違う弟。現マンスフェルダー当主。
シャスにより憧れの剣士の叔父が実は、という事態にたいそうショックを受けたが、今は立ち直ってる。
■ベルトラム・マンスフェルダー(黒森)
アロイスの叔父。黒森の魔当時、34歳
剣の腕は一流だったが、性格等は残念な人だった。
シャスの父である黒森の魔をわりと汚い方法で倒したと思われるが、それを美談的に吹聴し、魔族討伐の英雄となる。
現在、シャスの呪いにより、剣が持てず、嘘や偽りを話すこともできないらしい。
■エーリカ・マンスフェルダー(黒森)
アロイスの4つ下の妹。。
■エディト・へクスター(私と小隊長~)
小隊長~当時21歳。
王都魔術師団第2隊所属2年目の魔法使い。
得意な系統は探知。他に精霊魔法と解除魔法、簡単な防御魔法を使用できる。
討伐小隊に初めて派遣されて以来、悩みが多い。
美少女とダンディに目がない。
■エルネスティ・ヴァレンホルスト(私と小隊長~、魔法使いと相棒)
小隊長~当時21歳。
濃い金髪に翠の目のふわふわした小動物系美人。
王都魔術師団第2隊所属2年目の魔法使い。エディトの同僚で学生時代からの親友。
得意な系統は防御魔法。物理・魔法等、防御対象に合わせた制御も得意。地味に強化魔法も使用できる。
脳筋騎士コントロールスキルが高く、順応力も意外にある。
■オルトヴィーン・ヴァルテンブーフ(魔法使いと相棒)
中位の魔法使い 20代半ば~後半にさしかかるくらいの男性
黒髪に琥珀の眼。長身痩躯。
遺跡探索もこなすので体力はそこそこある。
エディトの故郷の村と塔から1日離れたフローブルクの町で、強化魔法と遺跡探索を生業にしている。
■ツェル(魔法使いと相棒)
黒髪暗褐色の眼、20代後半くらいの男性。魔法剣士。
強化魔法その他を駆使しての剣術が得意。
傭兵として、師団の調査隊に雇われることが多い。
剣の腕は騎士カーライルといい勝負なんじゃないかと言われている。
【その他人外】
上記以外の人外な生き物。
■カリン(魔法使いと相棒)
推定魔法生物。外見年齢は17~18くらい
長い白髪に灰紫の眼。病的なくらいに白い肌。エネルギー補給は血で行われる。
身長は170くらいで、剣を使わせたらすごい。