表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
フリョリーテイル  作者: 浅野エミイ
第5章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

30/30

5-8

「……ん? ここは?」


 目を覚ますと、オレと高坂は異世界の格好のまま、広場に転がっていた。


「どうやら元の世界に戻ったみたいだな。日付とかはズレてないだろうな? 異世界に行っていたら1年経過してた、とか」


 オレはスマホを確認する。元の世界に戻って来たとしたら、スマホは使えるはずだから。


「202X年……日付も変わっていない。ただ、時間がちょっとズレただけか。今は深夜1時……ったく、とんだ騒動だったが、夢というわけじゃなさそうだな。この格好」


「だな。まぁ深夜だから歩いている輩はヤンキーくらいだし、なんか言われたら殺ればいいか」


 相変わらずのナチュラルボーンバンデット。ただ、ここでオレは終われない。なんたって、オレの最初の目的は、高坂を倒すことだ。でも……。


「どうした? サキ」


「い、いや……」


 おかしいぞ、オレ。踊り子姿の高坂を見ると、胸がバクバクしちまう! これってまさか……。


「ふふん、顔がさっきから赤いが? どうした。まさか異世界のいざこざがあったせいで私に惚れた、とか?」


「う、うっせー!!」


「図星か?」


 く、悔しい。こんなクソ女なんかに惚れたなんて、どうしたよ!? オレ……。でも、惚れちまったなら仕方ない。


「違うんだったらまたタイマンの続きを……」


 高坂が100均バンドに手をかけたところでオレはその腕を取る。


「なっ……」


「つーかまえた。やっと触れたぞ? 西東京の魔女! これでオレの勝ちだな?」


「はぁ!? 何寝ぼけたこと……」


 ちゅっ。


「!!」


軽く口づけると、高坂は顔を真っ赤にする。


「……私は自分より弱い男は嫌いだ」


「だったら西東京で修行する。そんで、またここに来る! いいか? おめぇに勝つまで、何度でも!」


「……酔狂なやつだな。また来いよ!」


 高坂はニヤリと不敵に笑う。この女は……これだから面白れぇ。


 高坂との異世界転移の話はここで終わりだが、高坂とオレとの恋の戦いは、これからが本番だ!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ