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私を騙した優等生なイケメンに復讐する事にした  作者: リィズ・ブランディシュカ
7/7

第7話 顔だけの人間を助けてくれる人はいない



 私達は、慎重に計画を実行していった。

 そしてとうとう、最後の計画を実行に移す時がやってきたのだ。


 雄太が下校している時を狙う。

 人気のない場所であいつを囲んで、不良たちに殴らせた。


 それだけじゃない。


「何でこんな目にあわなくちゃいけないんだ」なんて言ってるあいつの間抜け面を写真に撮って、SNSにあげといた。


 悪行少年自業自得ザマァ。


 なんて具合に。


 後は私達がやられた事を、そっくりそのままお返ししよう。


 私達はアイツの前に姿を見せる。


「なっ、何でお前が!?」

「今までの自分の行いの報いを受けるといいわ」


 雄太は無数の男たちに囲まれて、すぐに見えなくなった。


 聞こえてくるあいつの悲鳴が完全に途切れるまで、私達は全てを見届けた。






 見た目がいいだけの人間なんて所詮そんなものなのよ。

 中身が伴わない人間ほど、調子にのる。

 不相応な行動を繰り返す。


 こういう連中ってね、きっと痛い目に遭わないと、気がつかない。


 自分がどれだけ、中身のない人間なのかって。


 ああ、でも。


「ぐっ。ぐふっ。やっ、やめっ。た、たすけて、くれぇ。金は、いくらでも、やるか、がはっ」


 それでも気が付けないやつもいるけどねぇ。




 さようなら雄太。


 かつて好きだった人。


 もう、何の関係もない赤の他人の男性。



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