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相談

「ふぅ……」

佐藤がため息のような声を漏らしているのを、俺は聞いた。

「どうかしたのか」

俺は佐藤のところへ近寄り、椅子の背もたれにあるヘッドレスト部分に手を置きながら、モニターをのぞき込む。

そこには、たくさんの星図が書かれていた。

一つ一つの星には歴史があるが、それを俺らが知ることはできない。

それが残念ではあるが、それ以上にこのあたりの星々が消えていくという謎の現象を解く方が忙しく感じた。

「ああ、いえ。ただ、これを見ていたんです」

「星図をか」

たくさんの星座の破線が上層レイヤーとして書き加えられていた。

それを、佐藤は消して、ただの星の図にした。

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