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ビット生成実験
「原理はどうなっているんですか」
思わず佐藤が聞いた。
「ここでは光方式でまず量子ビットを生成します。詳しい説明は省きますが、光子に細工して重ね合わせの計算ができるように作ります。これらを特殊な装置を用いて、慎重に引き離し、遠距離の2地点で情報を確定させていきます」
量子もつれとしているのは2段階に分けられているらしい。
そして、あらかじめ重ね合わせができるようにしてからそれぞれの状態を確定させるため、瞬時にそれぞれの状態を確定することができるということのようだ。
「……詳しくは、まだ論文を書いている最中ですので。もうすこししたらレターを出しますので、そちらをご一読いただければ」
「ぜひそうさせてもらいます」
レター論文、つまり速報として出すための論文が出ると聞いて、とりあえず知りたい欲を佐藤は押さえれたようだ。




